J1札幌 MF宮沢裕樹が全体練習に合流…湘南戦で右腰痛め2試合欠場「試合出場は様子を見ながら」
J1北海道コンサドーレ札幌MF宮沢裕樹(34)が、戦列に戻ってきた。オフ明けの札幌は8日、札幌ドームサブグラウンドで練習を再開した。4月27日のホーム・湘南戦(3△3)で右腰を痛め、2試合を欠場していた宮沢だったが、全体練習に合流。「若干しびれはあるが、痛みではないから。試合出場は様子を見ながらになっていくけど、ここからって感じ」。実戦復帰へ、再スタートを切った。 湘南戦の前半46分、相手と接触し、担架でピッチ外へ出た。「打撲した箇所の内出血がひどく、神経を圧迫していた。動くと皮膚神経が反応して、違う所に痛みが出る状態だった」。離脱の要因となった負傷の中も、ピッチに戻り、ハーフタイムに入る同51分まで戦い抜いた。交代枠を使わないためにと貫いた男気を、再びチームへ注入していく。 負傷退場した一戦は3点差を追いつかれ、休んだ2試合も1分け1敗と勝ちがない。最下位に沈む現況を「勝ち点3を取らないと上には行けない。最初の時期に比べると内容は改善されているが、勝ち切ることにフォーカスしていかないと」と白星の必要性を強調した。今季の勝利は、宮沢のヘディング弾を守り切った4月6日G大阪戦のみ。頼れるフィールド最年長の復帰は、巻き返しへのきっかけとなるはずだ。 (砂田 秀人)
報知新聞社