【桜花賞】直行ローテのアスコリピチェーノが中心 外せないチューリップ賞組からスウィープフィートに注目
理想はキャリア3戦
今年も桜の季節が巡ってきた。厳しい冬を耐え、春を迎えたときの気分は幾度となく繰り返しても変わらぬ安堵感がある。その間、3歳馬たちはクラシック出走をかけ、トレーニングを重ね戦いに明け暮れた。冬を逞しく生き抜いた少女たちの晴れ舞台。その力を思う存分ぶつけてほしいと願う。桜の下を疾走する仁川の1マイルは今年も少女たちの祈りに彩られる。データは過去10年分を使用する。 【大阪杯2024 推奨馬】勝率43.8%で単回率221%の黄金タッグ! SPAIA編集部の推奨馬を紹介(SPAIA) 1番人気は【2-3-1-4】勝率20.0%、複勝率60.0%と思いのほか勝てない。1着は14年ハープスターと23年リバティアイランドの2頭しかない。その間、8年間を含め優勢だったのが2番人気【4-2-0-4】勝率40.0%、複勝率60.0%。アーモンドアイ、グランアレグリア、デアリングタクト、ソダシと4連勝。そうそうたる名牝たちが桜花賞2番人気だったのも意外といえば意外だろう。 3番人気以内7勝で基本は主役級のステージになるが、7、8番人気も1勝ずつで、かつてのように思わぬ伏兵の激走もあり得る。なぜか4番人気【0-0-0-10】だが、5~8番人気はそれぞれ複勝率30.0%あり、単純な人気決着も少ない。まだまだ成長途上の3歳牝馬だけに、急激に力をつけた馬もあらわれる。 キャリア別の好走ゾーンは3戦【4-6-2-21】勝率12.1%、複勝率36.4%。理想は寄り道をせず、新馬、重賞、GⅠとまっすぐ桜花賞へたどり着くこと。今年でいえばアスコリピチェーノがそんなローテで本番を迎えた。ほかにイフェイオン、クイーンズウォーク、チェルヴィニアなどもイメージに近く、ハワイアンティアレ、ライトバックあたりも侮れないだろう。 もっと少ない2戦も【1-0-1-8】勝率10.0%、複勝率20.0%。20年デアリングタクトが新馬、エルフィンS連勝から女王に輝いた。抽選対象のボンドガールも順調さを欠いたものの、一発を秘める好素材であることに変わりはない。