NHK『にっぽん百低山』が百座達成 記念すべき百座目は高尾山 吉田類「百座全部が修験の登山だったのかもしれません」
酒場詩人の吉田類が全国の低山を訪ね、その魅力を堪能する『にっぽん百低山』(NHK BS 毎週金曜 午後5時30分~5時59分)が、11月8日(金)放送回で百座を達成。記念すべき百座目は東京・高尾山を探訪する。 【写真】高尾山を歩く吉田類と草刈民代 2020年11月の番組開始から4年、千葉県・鋸山から始まった低山巡りが、ついに百座を達成した。記念すべき百座目は、年間300万人という世界一の登山者数を誇り、日本を代表する低山、そして吉田のホームマウンテンでもある標高599メートルの高尾山。なぜ高尾山が古来多くの人々を惹きつけてきたのか、その謎に迫る。 <吉田類 コメント> 百低山を始めて4年、気がついたら百座に達していました。百ということで、自分の内側で何かを乗り越えたというか、百座全部が修験の登山だったのかもしれません。精神的に一歩進んだんだ、という気持ちが妙に心の中に残っています。 百低山を歩いて、すごかったのは、やっぱり美しさですね。眼下に海が広がり、人の街があって、雄大な景色の中の一部に組み込まれた形で見えるのは、やっぱりその低山そのもの。予想外の美しさを持っていました。 低山は、里山に近いところなので、人々の生活と結びついていて、人々の信仰、それは自然崇拝から起こる古いものであったり、修験道の教えであったり、そうした信仰の対象、中心でもあり、非常に奥深い。そういった山への思い、自然観は日本列島独特のものではないでしょうか。これからもこんなすごい列島があるよ、ということをどんどん宣伝していきたいと思っています。これからも二百、三百、四百と行きたいと思っています。
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