【山口天気 夕刊12/10】あす11日(水)は山口市中心部で今季初「冬日」か? 車は窓霜対策を心がけたい季節に
●今夜~あす11日(水)朝は放射冷却の影響で強い冷え込みに ●11日(水)朝は 山口市中心部で今季初の「冬日」の可能性 ●今週末にかけて再び冬型気圧配置強まる ==========
日本付近は等圧線が縦じま模様の冬型気圧配置が続いているものの、等圧線の間隔は広い「緩い冬型」という状況です。きょう10日(火)は日本海の寒気に伴う雲も減り、県内は日本海側でも晴れ間が次第に多くなってきました。
このあと今夜~あす11日(水)朝にかけて、県内は広くおおむね晴れる見込みですが、夜中、よく晴れると放射冷却の影響が強まります。あす11日(水)朝は内陸、山間部中心に氷点下の気温のエリアが広がり、山口市中心部も今シーズン初めての氷点下…「冬日」となる可能性があります。
この冷え込みでこれからの季節気を付けていきたいのが、車の窓にビッシリ降りる霜…この霜は、車のエンジンをかけて解かすより、解氷スプレーを使うというのがスムーズな方法の1つですが、強い冷え込みが予想される時は、前の日からカバーをかける対策をもしも霜が降りた時のために行っておくと良いと思います。朝、車を動かす際に慌てることのないよう出来る限り事前の対策を心がけていきましょう。 なお、お湯で霜を解かすのは急な温度変化でガラスが割れたり水の再凍結の可能性もあるので、熱湯だけでなくぬるま湯でもかけないように、ここは十分お気を付けください。
各地の11日(水)の予報です。朝は放射冷却の影響が強まり、山間部は軒並み氷点下の冷え込みとなるなど底冷えが強まりそうです。日中は曇ったり晴れたりの空模様で、師走らしい寒さが続くでしょう。空気の乾燥が続くため、引き続き火の元には十分ご注意下さい。
木~金曜日は再びじわじわと流れ込む寒気の影響で日本海側ほど曇りがちで、時雨模様のにわか雨の可能性もあります。そして週末は冬型の気圧配置がさらに強まって、より強い寒気が流れ込むとともに、時雨模様の雨に雪が交じったり山間部ほど少し雪化粧となる所もあるでしょう。週末は最高気温でも1桁止まり、と1月並みの寒さにもなる見込みです。 (KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)