巨人の27歳オールドルーキーが左肘手術を発表 キャンプ1軍スタートも離脱 いまだ実戦登板なし
巨人は23日、ドラフト2位・森田駿哉投手(27)=ホンダ鈴鹿=が横浜市内の病院で左肘関節鏡視下クリーニング術を受けたと発表した。過去の症例では全治3~4か月程度となっている。 最速154キロの直球と高速スライダーが武器の左腕で、春季キャンプは1軍スタート。2月7日にはシート打撃に登板して打者8人に1安打1奪三振と好投を見せた。しかし、同11日の紅白戦では西舘や又木ら新人投手が実戦デビューする中で登板がなく、同12日に左肘の炎症のため故障班に合流することが発表された。 その後は慎重にリハビリを進め、3月27日には故障後初めて座った捕手を相手にした投球練習を実施。30球を投げて「思ったより、感覚とかは変わっていなかった。まだちょっと怖がっている部分が自分の中であると思うので、しっかりトレーニングしながら不安を解消できるようにやっていきたい」と語っていた。 当時は4月中旬に対打者への投球も見据えていたが、その後は状態が上がらず、4月に入ってから再びノースロー調整となっていた。左肘は法大時代に手術した経験もある部位だけに、治療に専念しながら復帰を目指していく。 ◆森田 駿哉(もりた・しゅんや)1997年2月11日、富山市生まれ。27歳。小学1年で野球を始め、富山商では3年夏に甲子園出場。2014年U―18アジア選手権日本代表。法大では1年生で開幕投手を任されるも、1年夏に左肘を痛め、4年春までリーグ戦登板なし。ホンダ鈴鹿を経て23年ドラフト2位で巨人入団。185センチ、88キロ。左投左打。
報知新聞社