【開幕特集】片野坂知宏氏が再び指揮官に就任。大分トリニータは”カタノサッカー”を浸透させて今季こそ昇格を結実させる|J2リーグ
2024シーズンの明治安田J2リーグ各クラブとキーマンを紹介する。 【動画】吉田麻也と語るこれからのJリーグやブンデス注目チーム|内田篤人のFOOTBALL TIME
チーム紹介
昨季は、前半戦は常に上位をキープし、昇格圏の2位でシーズンを折り返したが、後半戦は勝ち切れない試合が増え、最終的にはプレーオフ圏外の9位でフィニッシュ。シーズン終了前に、下平隆宏監督の退任も発表し、悔しさが残る幕引きとなった。 4シーズンぶりのJ1復帰を目指す今季、16年から21年までチームを率いた片野坂知宏氏が再び古巣の新指揮官として帰ってきた。今オフは高畑奎汰、藤本一輝、上夷克典ら主力が引き抜かれたが、大分での実績が保証済みの指揮官と共に、”カタノサッカー”を浸透させて、今季こそ昇格を結実させる1年にしたい。
注目選手紹介:野村 直輝
生年月日:1991年4月17日(32歳) 昨季成績:39試合6得点 大分での4シーズン目を迎えた昨季は、加入後最多の39試合に出場し、得点ではチーム最多タイの6ゴール、アシストではチーム最多の7つを記録。同じくチーム最多スコアラーのFC町田ゼルビアに移籍した藤本一輝と共に、攻撃陣の主軸としてチームを支えた。 昨季のチーム最多スコアラーの一人が抜けた今季、10番にかかる期待は大きい。新たな指揮官の下でもゴールやアシストで貢献できるアタッカーは重宝されるはずだ。自身にとって初めての昇格を掴むために、今季も副キャプテンを務める男の活躍が欠かせない。
注目選手紹介:藤原 優大
生年月日:2002年6月29日(21歳) 昨季成績:29試合0得点 高校サッカーの名門・青森山田高校出身のセンターバックは昨季、高校時代の恩師・黒田剛監督が率いるFC町田ゼルビアへ育成型期限付き移籍で加入し、リーグ戦ではキャリア最多の29試合に出場。プロ3年目は、自信を深めるシーズンにできたと言えるだろう。 チームとしても最終ラインで32試合に出場した上夷克典が抜けた穴を埋める意味でも伸び盛りな21歳にかかる期待は大きい。昨季はシーズン終盤にかけて出場機会を増やし、先発として昇格に貢献した経験を新天地でもしっかり還元したいところだ。