10月から新潟県の最低賃金が54円引き上げられ、985円となりました。引き上げ額は過去最大となっていますが、市民団体は続く物価高には対応できないと訴えています。 ■最低賃金“985円”に異議！“1500円”に引き上げ求めて申し立て 首都圏との“格差”大きく「人口流出・地域経済の衰退に拍車かける」 新潟県の最低賃金は、10月1日から54円引き上げられ、985円に。 時給表示の現行制度となって以降、過去最大の上げ幅ですが、全国平均と比べると70円低くなっています。 【吉田優アナウンサー】 「985円という最低賃金を街の人はどう思っているのでしょうか」 【街の人】 「上がったのは、いいことだと思う」 【街の人】 「1000円くらいは欲しいところではある」 【街の人】 「物価高騰とか食品もどんどん上がっている状況なので、新潟ももう少し上げてほしい」 最低賃金の改定を受け2日、新潟市中央区で声をあげた市民団体は「物価が上昇する中、最低賃金は全国一律1500円であるべきだ」と訴えました。 【県労働組合総連合　寺崎洋子 議長】 「今までで最低賃金が最高だと言っているが追いつかない。むしろ生活が大変になっていくのではないかという危惧がある」 一方、1日の就任会見で石破首相は… 【石破首相】 「最低賃金を2020年代に全国平均1500円への引き上げを目指して参ります」 物価に賃金の上昇が追いつかない現状にいち早く、効果的な対策を打つことが期待されます。