今からでも間に合う「注目ドラマ」5選。ファンタジーからミステリーまで、最終話前にチェックしたい話題作
令和と昭和の価値観の違いに驚き!注目のタイムスリップドラマ
「不適切にもほどがある!」(金曜22時・TBS) 脚本は宮藤官九郎さん、主人公の小川市郎を阿部サダヲさんが演じます。中学の体育教師・市郎が、あるとき学校帰りに乗った路線バスで1986年から2024年にタイムスリップ! しかし、1986年と2024年とではまったく価値観が異なっており、市郎の言動はどれもコンプライアンスに引っ掛かるような不適切なものばかり。 改めて観ると、「1986年ってそんなんだっけ?」と驚くこともたくさん。たとえば、第一話では市郎がバスの中でタバコを吸っていたり。職員室での発言はセクハラ、モラハラ連発。それが笑いで流されているのですから、時代は変わったな、と思わずにはいられません。 そんな市郎の価値観が令和に一石を投じることになるわけですが、昭和がいいのか、令和がいいのか。それは観る人によっても変わりそうですが、個人的には昭和の頃に社会人をやっていなくてよかったな、と思います。
今度は空港が舞台!迫りくる難敵に立ち向かう人気作続編
「新空港占拠」(土曜22時・日本テレビ) こちらは、2023年に放送された「大病院占拠」の続編です。面で顔を隠した武装集団「獣」に、今度は神奈川に誕生した新しい空港が占拠されてしまいます。その事件に巻き込まれたのは大病院に引き続き、武蔵三郎(櫻井翔さん)。人質を守るために、獣たちと交渉、そして獣たちから求められ「嘘」を暴いていきます。 回を追うごとに明らかになっていく「獣」たちの正体。そしてどうしてこんなにも武蔵は事件に巻き込まれることになるのでしょうか。それには失踪した武蔵の兄も関係しているようで…。 そして、武蔵の決めゼリフ(?)「嘘だろ…」は観ているうちにすっかりクセになってしまいそうです。
コミュニケーションが苦手な主人公の成長が心に染みるハートフルドラマ
「厨房のアリス」(日曜22時30分・日本テレビ) 主人公で「料理は化学です」が口癖のありす(門脇麦さん)は、自閉スぺクトラム症(ASD)。そんな彼女が営む料理店「ありすのお勝手」では、一度覚えたことは忘れないという驚くべき記憶力を活かし、さらに化学の理論をもとにそれぞれのお客さんに合った献立をつくります。 そんなお店に住み込みのバイトとして応募してきたのが倖生(永瀬廉さん)。最初は頑固でこだわりが強く、コミュニケーションが苦手なありすに戸惑う倖生でしたが、少しずつ距離を縮めていき、互いを思い合う関係に。 一方で、ふたりにはそれぞれ重大に秘密があって…。ほっこりお料理ドラマかと思いきや、ミステリー要素もある骨太ドラマとなっています。 ファンタジーからミステリー、ラブストーリーと多様なドラマが勢ぞろい。最終話までにぜひ、気になる作品をチェックしてみては?
ふくだりょうこ