JR予土線の「モーダルミックス」実証実験スタート 列車とバスの連動で利便性検証(愛媛)
JR予土線の愛媛県側区間で、鉄道と路線バスを組み合わせて使う「モーダルミックス」の実証実験が始まり7日、普段は予土線で宇和島市へ通学する鬼北・松野両町の高校生が路線バスを利用した。JRの切符や定期券があれば追加料金なしでバスに乗れる仕組みで、2025年1月末までの実験期間で利便性などを検証する。 県が予算を拠出し、JR四国と宇和島自動車が連携。対象区間は予土線の宇和島-松丸間で、普通列車の運行がない時間帯に、区間を走る路線バスの利用を促す。実証実験は5日に始まった。午後4時45分ごろ、宇和島駅前を出発する路線バスに高校生4人が乗り込んだ。松野町の虹の森公園前が最寄りの3人は、運転手にJRの定期券を提示し、利用区間などを記入した実証実験の調査票を手渡して降車した。
愛媛新聞社