阿部監督の言葉で投手陣に再点火 井上4回完全 今季巨人初3連投解禁の高梨も3者斬り
◆日本生命セ・パ交流戦 巨人6―5ソフトバンク(30日・東京ドーム) 待ち望んだ勝ち方だった。3回までに5点を先行されながらも、その裏に一挙6得点を奪って逆転勝利。阿部監督は「いやもう、序盤どうなるかと思ったんですけど、よく打って返してくれましたね」と目を細めた。8―5で勝利した5月3日の阪神戦以来、実に21戦ぶりに5得点以上を挙げた打線を「台風も近づいていることだしね」と阿部節でたたえた。 【ハイライト動画】巨人3回に一挙6点で逆転勝ち 前夜は投手陣が奮闘し、延長12回で1―0のサヨナラ勝利。一夜明けてのミーティングでは「野手が打って勝つ試合もあるだろうから、我慢して投手陣は今まで通り頑張ってほしい」と呼びかけた。先発の高橋礼が3回5失点と苦しんだ中、2番手の井上が4回パーフェクトの快投。8回は今季チーム初解禁の3日連続登板となった高梨が、しっかり3人で抑えた。 投打がかみ合い、これで交流戦開幕カードは、19年から5シーズン連続で勝ち越し(20年は開催されず)となった。指揮官は「勝ち点1を取れたので、また勝ち点2を取れるように、明日からしっかり切り替えてやりたいと思います」と力を込めた。(井上 信太郎)
報知新聞社