今年制定「火山防災の日」有珠山のふもと洞爺湖町で学習会
きょうは「火山防災の日」です。有珠山がある胆振の洞爺湖町では、火山への知識を深めるための学習会が開かれました。 「火山防災の日」は、火山への理解を深め、防災意識を高めてもらおうと、今年から制定されました。国内初の火山観測所が1911年に浅間山に設置され、観測が始まった日にちなみます。 防災の日に合わせた学習会は道が主催し、火山防災にかかわる自治体職員など、およそ20人が参加しました。学習会では、2000年に起きた有珠山噴火について専門家が解説したほか、噴火で被害を受けた建物などを見学し、防災について考えました。 苫小牧市職員「きょうの学習会は火山防災をみんなで認識して、(各自治体の)防災能力を高めていくための場になる」 道内には現在、31の活火山があり、有珠山も1910年以降は、20年から30年おきに噴火を繰り返してきました。 洞爺湖有珠火山マイスター・阿部秀彦さん「(火山の噴火は)知っているようで知らないことが多い。火山防災の日を機会に、何が起きて、どういう場所が危ないのか。噴火の時どうしたらいいか。きちんと学んで、いざという時に生かしてほしい」 学習会はあすも行われます。