独創的な一杯で可能性模索、充実の裏メニュー ラーメン「哲勝」店主、勝田圭さん(38) 関西ひとめぐり
今回の取材では、炙ったタイとアジの刺し身に加えて、透き通った鮮魚ダシのスープの上にチャーシューとタイの炙りが並んだラーメンを提供してもらった。そのうまさに感激して、支払いは2千円を超えるだろうと思ったが、1500円と良心的だった。
料理人として培った技と獲得しつつある客からの信頼をベースに、激戦区での生き残りを模索している。(岡嶋大城)
かつた・けい 昭和61年4月生まれ。兵庫県川西市出身。神戸学院大在学中に大阪府豊中市に本店を置く「麺哲」グループの2号店「麺野郎」(同府池田市)でアルバイトとして勤務。大学卒業後、フリーターを経て同グループの正社員となり、料理人としての研鑽(けんさん)を積む。令和5年10月に独立し大阪市北区のラーメン激戦区・天満で「哲勝」を開業。ラーメン屋の新たな可能性を探っている。