地元の小学生と握手をするウィリアム皇太子

チャールズ国王とキャサリン妃が療養中の現在、ひとりで公務を続けるウィリアム皇太子がウェールズのレクサムを訪問した。 【動画】ウィリアム皇太子、小学生から"キュートなプレゼント"を受け取り、笑顔 この日はウェールズの守護聖人を祝う聖デイヴィッド・デー。ウィリアム皇太子は地元の小学生たちから歓迎を受け、家で待つ家族へのプレゼントを受け取ったようだ。 Xに投稿された動画によると、小学生3人がウィリアム皇太子に鮮やかな赤のドラゴンのぬいぐるみ3個（10歳のジョージ王子、8歳のシャーロット王女、5歳のルイ王子へ）と、大きな花束をプレゼント。これを受け取った皇太子は「すごい！どうもありがとう。この子たちを家に連れて帰ったら子どもたちがどんなに喜ぶか。ご親切にありがとう。キャサリンにも渡します」とお礼を述べていた。 その後ウィリアム皇太子はインスタグラムに、子どもたちと撮った写真を何枚か投稿し、この日の訪問を記録。教室で子どもたちが勉強する様子を見たり、グレスフォード炭鉱事故（1934年の炭鉱爆発による火災で266人が死亡）の記念碑で、犠牲者の子どもであるルビー・マクバーニーさんと握手する様子や、ヘルメットを手に記念碑のボランティア2人と語り合う写真もあった。 「本日はレクサムを訪れることができてとても嬉しい。まず、ウェールズ伝統の素晴らしい吟誦詩の活動を行っているオール・セインツ・スクールを見学。グレスフォード炭鉱大惨事から90周年記念に先駆け、記念碑を訪ねた」と、英語とウェールズ語でキャプションを添えた。 その後、ウィリアム皇太子はレースコース・グランド・スタジアムで、サッカーのレクサムAFCの選手やコミュニティーのメンバーたちと対面。レクサムAFC会長で『It’s Always Sunny in Philadelphia』（邦題『フィラデルフィアは今日も晴れ』は2005年から放送されている米人気ドラマ）の俳優、ロブ・マケルへニーと地元のパブThe Turf Pubでビールを飲んで今回のレクサム訪問を締め括った。 YouTubeに投稿された動画では2人がお互いにビールを注ぐ様子が写っており、ウィリアム皇太子が「私はビール泡の立て方がいまだにヘタなんです。だからカウンターの中では絶対に働きませんよ。1時間ぐらい会話をしていれば次第に泡が落ち着くでしょうがね...」と茶目っ気たっぷりにコメントしていた。 その後2人は"注ぎやすい"ウィスキーにチェンジ。「乾杯！」とグラスを傾けていた。 ウィリアム皇太子は再びインスタグラムにこの日の模様を集めた画像を投稿。『#HappyStDavidsDay 今日はロブ、ウェイン、レクサムの人々と一緒に過ごせて、大変嬉しい！』とキャプションした。 1月半ばに腹部手術を受けたキャサリン妃は現在も静養中。回復に向かっているが、公務復帰はイースター（今年は3月31日）明けの4月になると言われている。 また、チャールズ国王はがんの治療を定期的に受けながら、王室の私邸サンドリンガムで静養している。バッキンガム宮殿は、国王は対面での公務は延期するが、国務や公式文書に関する仕事は続けると発表。先月21日にはがん公表後初めて、スナク首相との対面も果たした。