女性マラソン日本TOP3が大集結!パリ五輪への意気込みを語る【一山麻緒・ 鈴木優花・細田あい】
先日オープンしたNIKE GINZA で、オープン前日にラン&トークショーが行われ、女性マラソンランナーの鈴木優花選手と一山麻緒選手、細田あい選手が登壇した。24年パリ五輪男女マラソン代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」で、女子TOP3だった3人が集結し、パリに向けての意気込みを語ってくれた。 【写真】キャサリン妃も!?高校時代はアスリートだった40人のセレブたち (左から) 鈴木優花(すずき・ゆうか)選手 1999年9月14日生まれ。中仙中ではバスケットボール部に所属しながら、陸上の大会にも出場し、大曲高から陸上に専念。大東大では全日本大学女子駅伝で1年から3年連続で区間賞を獲得。初マラソンとなった22年3月の名古屋ウィメンズで学生新記録となる2時間25分2秒をマーク。MGCでは、2時間24分09秒で優勝し、パリ切符をつかんだ。 一山麻緒(いちやま・まお)選手 1997年5月29日生まれ。出水中央高3年でインターハイ1500m、3000mに出場。卒業後はワコールに入社すると、一気にトップランナーへと成長する。初挑戦は2019年東京、20年名古屋ウィメンズで2時間20分29秒(女子単独レースアジア記録)をマークして東京五輪代表入り。本番では日本勢4大会ぶりの入賞となる8位に食い込んだ。22年4月に資生堂へ移籍。 細田あい(ほそだ・あい)選手 1995年11月27日生まれ。長野東高校から日本体育大学へと進学し、本格的に駅伝に取り組みはじめる。1年時から全日本大学女子駅伝に出場するなどし、「日体大のエース」と呼ばれるまでに。卒業後、ダイハツ→エディオンと進み、2022年開催の「名古屋ウイメンズ2022」で2時間24分26秒を記録し、MGCへの出場権を獲得。同年10月に開催された「2022ロンドンマラソン」において日本歴代8位となる2時間21分42秒を記録した。
初の五輪出場!鈴木優花選手
パリ五輪への意気込みを教えて! 「8位入賞するのが目標です。パリ五輪は、急な上り坂と下り坂が多いタフなコースと聞いているので、これからの練習では『タフさ』を強化していきたいです。上り坂に対しても、メンタル的にもっと強くなれるようトレーニングをして挑みたい。パリが初のオリンピック出場となりますが、感じたことの無い雰囲気や景色を寧ろ楽しみ、支えて下さる皆さんへの感謝の思いを胸に、堂々とスタートラインに立ちたいです」 レース前に心がけていることや心に残っていることは? 「トレーニング期間は精神的に追い込まれますが、そういう時はモチベーションを高めることを意識していて、レースで自分が1番最初にゴールテープを切るシーンを明確に思い浮かべて、ワクワクする気持ちをかき立てるというのはよくやっています。心に残っている言葉は、大学時代に監督から頂いた『常に挑戦者だよ』。上に立ったとしても、常に上を目指していく、ここで終わりじゃないのだと、前を向いていける言葉なので好きです。先日のMGC前に、現監督から言われた『すずのままでいいからね』という言葉もとてもリラックスできて、自然体で自分の走りができたと思います」