記者会見に臨む石破茂氏（撮影・小海途　良幹）

　自民党の次期総裁に選出され、首相に就任する石破茂元幹事長（67）が27日、BS－TBS「報道1930」（月～金曜後7・30）に生出演。総裁選後初めてテレビ出演して心境を語った。 【写真】総裁の席に座る石破茂氏（撮影・小海途　良幹） 　解散総選挙について、予算委員会後かと問われ「新体制になったんだから、国民の審判を仰ぐのは早ければ早いほどいい」とし、「自民党総裁選が15日なんぞという異例に長い期間で相当に論戦して。予算委員会で全国民の代表者である国会議員、野党の皆さんとの論戦は必要。これを合わせていつが一番適切なんだと。けっこう難しい方程式を解かなきゃいけない」と述べた。 　また、旧統一教会問題について「政治というものが、一部の人たちに支配されるようなことはあっちゃいかんというのは一般論として。再調査が必要なのかという十分な判断材料を持っていない。でも、国民の方々がいろいろな思いを持っておられるならば、再調査をしようがしまいがこういうことなんですっていう総裁がご説明することは必要」とした。 　裏金問題も含め、国民感情を踏まえると再調査不可避との見方もあるが「再調査の必要があるかないか判断する知識を持ちませんので、いい加減なことを申し上げることができないが、なんとかしたいという方が増えるための努力はめいっぱいしていかなきゃいけない。どういう事実があって、（安倍元首相と教会幹部の）写真もこんなの出たんだという感じで。どういうことが納得してもらえないのか、まず知ること」と述べた。