「海外メディアは東電に遠慮しない」元総理・菅直人が語る原発報道の問題 【インタビュー(5)】
THE PAGEは先月、生放送番組「<THE PAGE 生トーク>菅直人に生で聞く 吉田調書、メディア、原発」を放送。番組では、菅直人氏が「原発報道」について語りました。今回、その部分のアーカイブ動画を公開します。 インタビュアーのジャーナリスト・武田徹氏の質問に答えて、菅氏は、「私への批判は気にならない」としつつ、「私が視察のときに怒鳴ったと批判されているが、大切なのは、怒鳴ったかどうかではない。火事場のような福島第一原発のなかで、何を語ったのかという事実を報じるべきだ」と述べ、一部の報道を批判。 また、「海外メディアは早い段階から、福島第一原発の現場の作業員に直接インタビューしていたが、日本のメディアは、それをやらず、経産省や東電の発表を待ってから報道していた。東電に遠慮せず、もっと斬り込んで報道すべきだ」と述べた。朝日新聞の吉田調書報道については、「スクープをきっかけとして、吉田調書と多くの政治家の調書が公開され、複数のメディアによる検証報道が始まった」と、一定の評価をした。