漱石・子規ゆかりの「愚陀佛庵」 小学校のプール跡地に再建へ【愛媛】
夏目漱石と正岡子規が共同生活を送った「愚陀佛庵」が松山市の番町小学校のプール跡地に再建されることが発表されました。 愚陀佛庵は、明治時代に英語教師として松山に赴任した夏目漱石の下宿先で正岡子規が居候し、俳句作りに励んだ場所として知られます。 これを復元した建物が萬翠荘の裏手に造られていましたが2010年の豪雨で倒壊し再建場所が検討されてきました。 こうした中、市は24日、子規の母校である番町小学校に木造2階建ての建物として再建する整備方針案を発表しました。 【松山市 野志克仁市長】 「番町小学校の新しいシンボルとして教育活動でも利用していただけるなと考えております」 番町小学校ではプールの授業を民間の施設で行っていて学校内のプールは来年取り壊す予定となっています。 市では再来年夏ごろの愚陀佛庵の再建を目指し来年度の当初予算案に建設費を計上する方針です。