【住之江ボート・GⅠ高松宮記念】得意水面で上野真之介が躍動
住之江ボートの「GⅠ第52回高松宮記念特別競走」は1日に開幕。 ◇ 得意水面で躍動する。上野真之介(36、佐賀)が手にした29号機は2連対率30・1%で3月の初おろしから優勝歴がなく優出も2回のみだが、悲観の表情はみせなかった。 「ペラは叩いていきましたが、回っていなさ過ぎていました。でも、伸びで下がることはなかったし、ヒントは得ましたよ」 前検タイムも6秒77で10位タイと悪くなく、調整の方向性もつかんでいるなら大きな心配はない。 今年はここまで15優出5Vで1月浜名湖70周年で優出5着、7月児島MB大賞で準Vと特別戦でも活躍。直前の戸田ダービーでも準優3着とコンスタントに稼ぎ、賞金ランクは36位に付ける。住之江は通算9優出2Vで「一般戦だけっす」と謙遜するが、3年前9月の49回大会で優出3着、同年12月のSGグランプリシリーズでも優出4着と強豪らを相手にも互角に渡り合っており、今大会も奮闘に期待ができる。 「あとはターンの部分ですね。そこは修正が必要。住之江はいつも違うペラですけど、イメージはいいので頑張ります」 悲願の特別戦初制覇、そして年末へ向けてさらに勢いをつけるためにも3、11Rで好発進を切る。(西脇和哉)