ソシエダ、シュート数1本のみの超低調プレーでヘタフェと0-0…久保建英は仕事をさせてもらえず59分に交代
9月1日のラ・リーガ第4節、レアル・ソシエダは敵地コリセウム・アルフォンソ・ペレスでのヘタフェ戦をスコアレスドローで終えた。2戦連続で先発したMF久保建英は、低調なチームに引っ張られて存在感を発揮できないまま、59分にピッチを後にしている。 4日前に行われた前節アラベス戦では、オヤルサバルの一発退場もあって1-2で敗れたソシエダ。今回の対戦相手は、当時レアル・マドリーに所属していた久保が2020-21シーズンの後半戦にレンタル移籍したヘタフェだ。 イマノル監督はオヤルサバルの代わりにサディクを1トップで起用。中盤にはブライス・メンデス、スビメンディ、トゥリエンテス、サディクを挟む両ウィングには久保とセルヒオ・ゴメスを配置している。 前半はインテンシティーとプレスの強度ばかりが高く、チャンスがほとんど生まれない展開に。昨季からハイプレス中心のフットボールを志向しているボルダラスのヘタフェは、ソシエダのビルドアップをほぼ完全に封じ、右サイドに張る久保にはほとんどボールが届かなかった。 ヘタフェのプレスに四苦八苦するソシエダはさらに26分、ブライス・メンデスが負傷でプレー続行不可能となるアクシデントにも見舞われる。イマノル監督は代わりにバレネチェアを投入し、左ウィングをバレネチェア、そこに位置していたS・ゴメスをインサイドハーフとした。その後も前半はゴールの可能性を感じさせることなく進み(ソシエダの方で何かあったとすれば久保のボールに届かなかったヘディングシュートくらいだ)、スコアレスのまま終了している。 後半立ち上がり、ソシエダはヘタフェの攻勢を受け、前半以上に攻撃面では何もできなくなった。ハーフタイムにスベルディアをジョン・マルティンをに代えていたイマノル監督は、59分に再び選手交代に動き、久保とアランブルを下げてベッカーとハビ・ロペスを投入。久保は劣勢のチームの影響を受けて、ほぼ何も仕事をさせてもらえなかった。 イマノル監督はさらに65分、ひざを痛めたトラオレ、またサディクをアイエン、新加入のオスカールソンに代えて交代枠を使い切る。だがチームは、その後も良質なプレーを見せられず。サディクと並び、クラブ史上最高額(2000万ユーロ)の選手となったオスカールソンのポテンシャルを感じさせる機会もほぼないまま、ソシエダはヘタフェに押し込まれ続けて、何とか0-0のまま試合を終えている。 シュート数は枠外への1本のみと、極めて低調なパフォーマンスに終始したソシエダ。今季ラ・リーガ成績はこれで1勝1分け2敗に。加えて脳震盪を起こしたスベルディア、また負傷したブライス、トラオレの状態も心配されるところだ。