特別支援学校の子どもたちに挑戦の場を FC今治がスクール開講
特別支援学校などに通う子どもたちに挑戦と喜びの場を提供しようと、サッカーJ3・FC今治はサッカースクール「スペちゃれクラス」を愛媛県今治市に開講し、参加者を募集している。特別支援学校・学級に在籍する小4~高3の児童・生徒が対象で、保護者から離れて活動できることが条件。1回当たり約1時間、プロのコーチから指導を受けられる。 【熱戦を写真で】町田が首位再浮上 FC東京に勝利 「スペちゃれ」は「スペシャル(特別な)」と「チャレンジド(挑戦のチャンスを与えられた人)」を組み合わせた造語。同FCは2020年から特別支援学校などの児童・生徒を対象にサッカースクールを年1回開いてきたが、通年で月1回実施することにした。 FC今治は地域でサッカーを普及させるため「ホームグロウングループ」のコーチを置き、今治市内の幼稚園児から高校生までを巡回指導して実績を上げている。スペちゃれクラスは同グループがプログラムを作成。サッカーを通じて「できた」という喜びを感じ、自己肯定感を高めてもらうことを目指す。 20日にはNPフィールド波止浜(同市)で第1回のスクールが開かれ、小4~中3の6人が参加。コーチ5人が「ボールと友達になろう」「仲間と力を合わせよう」などと呼びかけた。ミニゲームではボールを扱うスピードも速まり、ゴールを奪われると子どもたちは悔しい表情に。最後に安倍亮太グループ長(30)が「次も来たい人は?」と聞くと、全員が「はい!」と元気に手を挙げていた。 参加費は1回1500円(初回無料)。同FCのサイトから申し込める。問い合わせは同グループ(090・2789・2119)。【松倉展人】