【解説】小泉進次郎氏、30日に出馬表明へ 自民党総裁選「小石河」直接対決は?
■「小石河」違いは?
鈴江キャスター 「3人の共通点『国民的人気』という点で、党員票の奪い合いになりそう、ということですね。では違う点はどこになるのでしょうか」 平本記者 「石破氏、河野氏にあって、小泉氏にないものは『経験』です。党内を取材していて、小泉氏に向けられている厳しい目線は、この『経験のなさ』からくるものです。具体的には、あるベテラン議員から『論戦の中で、政策通のベテラン候補との差が出るのではないか』との声があります。また小泉氏に近い議員からでさえ『総理になったらすぐにボロがでるのでは』という指摘もあります」 「『出馬表明』を行った時点で小泉氏を取り巻く環境は一変します。これまでは他から期待を寄せられる『受け身』だったのが、出馬表明をすれば、みずからが先頭に立って戦う『リーダー』としての姿や、チームを率いる『マネジメント力』も求められてきます」 「ある首相経験者は『期待されてるうちは華だが、戦いが始まれば目線は一気に厳しくなる』と話しています。小泉氏に長く向けられてきた『将来の首相候補』という期待を含んだ目線は、今後は、現実的にこの人物が首相として国を担う能力があるかを見極める厳しい目線に変わることになります」