アンソニー・ジョシュア vs タイソン・フューリー 注目の一戦は実現に時間がかかる見込み | ボクシング
3月9日、アンソニー・ジョシュアはフランシス・ガヌーをKOで撃破し、タイソン・フューリーとの対戦を熱望した。
日本時間3月9日、サウジアラビアで行われたボクシングイベント『Knockout Chaos』のメインイベントで、アンソニー・ジョシュアとフランシス・ガヌーが激突した。この試合はDAZNからPPVで生中継された。試合は3度のダウンを奪ったジョシュアが2RKOで見事勝利を収めた。その後ジョシュアはタイソン・フューリーを次なるターゲットに定めることを明言した。 しかし現地リヤドで試合を観戦していたフューリーは、ジョシュアの待ち望むビッグマッチの実現にはまだ時間がかかると伝えた。 「残念ながら、俺には5月18日にオレクサンドル・ウシクと対戦するという大仕事がある。その上、10月にはそのリマッチも控えている」フューリーはDAZNを通じて語り、ヘビー級全てのベルトを懸けたウシクとの決戦が2度に渡って決定していることを明かした。 「それが終わった後、彼が用意ができていて、俺も戦う準備ができていれば、戦ってみたいね」とフューリーは話した。 また、フューリーはジョシュアに対し、ガヌーを倒したのと同じように自分を倒すことはできないと強調した。 「来年、ウシクと2度対戦し終えた後、もしジョシュアが俺と将来戦うことになれば、それはまったく別の戦いになる」とフューリーは強調した。 では、フューリーとウシクのリマッチが2024年中に行われるとなれば、ジョシュアはその間どう動くのか。フューリーは次のように示唆した。 「自分のしたいように行動すればいい。俺の言うことじゃないからな」とフューリーは述べ、「誰と対戦するにしても、戦わなきゃいけない。1年間も戦わずに待っているわけにはいかないのは確かだ。俺がウシクを破ったらIBFの空位が出るはずだ。だから、彼とフィリップ・フルゴビッチが空位のIBFタイトル戦を行うことになるんじゃないだろうか」
Mark Lelinwalla