投げ込まれたビール缶がアギーレ監督に直撃…メキシコ代表指揮官は流血するも「これがサッカーだ」と無事をアピール
メキシコ代表を率いるハビエル・アギーレ監督が、観客から投げ込まれた缶によって流血したようだ。『ESPN』などが伝えた。 2014年から2015年まで日本代表を指揮した経験を持つアギーレ監督。今年7月からは3度目となる母国メキシコ代表の監督を務めており、今月16日にはCONCACAFネーションズリーグ準々決勝第1戦でホンジュラス代表とアウェイで対戦していた。 すると、メキシコが2-0で勝利した同試合後に事件が。相手監督と握手を交わそうとしたアギーレ監督の頭部に、投げ込まれたビール缶が直撃。同指揮官は頭から血を流すと、その後、スタッフが応急処置を施した。 なお、アギーレ監督は流血後もピッチ内を歩いており、大事にはいたっていないようだ。試合後には「問題ない。これがサッカーだ」と言い放ち、「この事件について言及はしない。私は文句を言うような人間でもないよ」と問題を大ごとにはしなかった。 一方で、メキシコサッカー連盟は「今夜起きた暴力行為を断固として非難する。サッカーにあってはならないことだ」と声明。「(北中米・カリブ海サッカー連盟)CONCACAFがこの問題に対処するため、迅速かつ断固たる行動を取るように要求する」と連盟側に申し出た。 これに対して、CONCACAFも「チームとファンの安全はCONCACAFにとって最優先事項だ。このような暴力行為は許されない。この事件は今後、調査と検討が行われる予定だ」と問題を見過ごさないとした。