<G20>大阪城天守閣など一部臨時休止に 公園立ち入り制限想定も
<G20>大阪城天守閣など一部臨時休止に 公園立ち入り制限想定も
大阪市の松井一郎市長は6日、大阪市役所で行われた定例会見で6月29、30両日に同市で開催される20か国・地域(G20)首脳会議に伴い、警戒や警備などの観点から大阪城天守閣などを一部臨時休止すると発表した。松井市長は「ご利用の皆さんには大変ご迷惑をおかけしますが、円滑なサミット開催に向けご理解いただければ」と話している。 【ノーカット】大阪市・松井市長が定例会見。大阪城天守閣等を一部臨時休止の説明も(2019年6月6日)
天守閣は27~28日、西の丸庭園は25~29日臨時休止
発表によると、大阪城公園でサミット関連行事の実施が予定されているため大阪城天守閣は27日から28日まで、大阪城西の丸庭園と庭園内の茶室「豊松庵」は25日から29日まで臨時休止するという。
天守閣休館時、公園内立ち入り制限設定の想定も
報道陣からは臨時休止に関する質問が相次いだ。「天守閣などが休館の際、公園内には入れるのか」という質問に松井市長は「公園には入れます」と答えた。 しかし、担当部局の職員は「天守閣が休館になりますが、公園についても立ち入り制限が設定されることも想定されます」と説明した。
市長「規制についてギリギリの発表は致し方ない」
「もっと早く規制の情報を発表できないのか」という質問も飛んだが、松井市長は「これについては外務省、官邸などと協議して決めること」とし、「G20という特性上、ギリギリに規制について発表するということも致し方ないのでご理解いただきたい」と述べた。 また、今後、各国首脳やその家族らに日本のおもてなしを提供するサービス対応もあり「各国首脳のご家族をもてなす場所については、規制がかかることになる」と続けた。
知事と分担し各国代表を空港で出迎え
松井市長は今回のサミットでの「2025年大阪・関西万博」のPRについても触れ「総理から各国首脳の皆さんに積極的な参加を伝えられると思う。サミットを大成功させることによって、世界各国のメディアにとりあげられ、大阪の良さが取り上げられることにより、大阪へのお客さんを増やしたい」と意気込みを話していた。 また、サミット開催時の松井市長の予定については「事務方で様々な日程を組んでくれている」とした。空港での各国代表の出迎えも大阪府の吉村洋文知事と分担して行うことを明かし「本来は知事ですけど、一人では回りきれないので、僕がサポートしていく」と説明した。