eスポーツで全国3位 ミツイバウの三井社長 三重・松阪
YEGのぷよぷよ大会で
三重県松阪市高須町に本社を置く㈱ミツイバウ・マテリアルの三井陽介代表取締役社長(42)がこのほど、石川県小松市で開かれた日本商工会議所青年部(日本YEG)第43回全国大会加賀能登の國いしかわ小松大会のeスポーツ大会「ぷよぷよeスポーツ」で3位入賞した。松阪商工会議所青年部(松阪YEG)出向理事として日本YEG執行部に出向している三井さんは、三重県商工会青年部連合会を代表して出場し、個人でトーナメント戦を勝ち上がった。 eスポーツとは、コンピューターゲームをチェスや将棋のように競技として捉えて対戦するもの。eスポーツという言葉は韓国で生まれて世界に広まり、昨年6月には国際オリンピック委員会(IOC)が中心となった国際大会「オリンピックeスポーツシリーズ」がシンガポールで開催された。そんな盛り上がりを背景に、同年9月には松阪商工会議所主催の「会員交流eスポーツ選手権」が初めて開かれ、歴史も古く代表的なパズルゲームの「ぷよぷよ」で対戦。今年も7月6日にある。 三井さんは昨年の第1回同選手権に「㈱平井商店、㈱ミツイバウ・マテリアル合同チーム」(平井啓キャプテン)の一員として参加し、チーム優勝した。2位は「㈱佛英堂、㈱ライフステージ、合同会社World’s Edge合同チーム」(野呂英旦キャプテン)だった。 今年3月の日本YEG全国大会でのeスポーツ大会には、県代表として三井さんと平井さん(42)=㈱平井商店代表取締役社長、野呂さん(37)=㈱佛英堂専務取締役=の3人が出場。大会全体では20道府県から計32人が出場し、富山県代表の滑川YEGの男性が優勝、大阪府代表の北大阪YEG(枚方市、寝屋川市)の男性が2位だった。 ぷよぷよは、画面上部から落ちて来る「ぷよ」(ブロック)を回転させながら落として四つ以上くっつけて消していくパズルゲーム。老若男女が楽しめる利点がある。 三井さんは小学生時代からゲームが好きで「中学、高校の時はめちゃくちゃ強かった」と自負。ぷよぷよも、ぷよぷよ2が発売された中学2年ごろからやっていた。社会人になってからは全くゲームをしていないというが、腕を見込まれ、昨秋の松阪商工会議所の大会に誘われた。「20年ぐらいプレーしていなかったけど(感覚は)忘れるもんじゃない。腕は落ちていますけどね。松阪でも1回負けたけど、やっているうちに思い出しました」と。 全国大会は、2回負けると退場になるダブルイリミネーション方式のトーナメント戦で、三井さんは初戦で負けを喫したが、その後に連勝し、平井さんと野呂さんにも勝ち、優勝者に負けて敗退。練習は前夜に居酒屋で平井さん、野呂さんと対戦しただけで「ちょっとなめていました。練習しないと優勝はできないですね。あそこまで行ったら優勝したかった。今度もしやるんやったら練習して優勝したい」と悔しがる。