25周年のニットキャップシアターが描く“苦労話系演劇”「さらば、象」演出は小原延之
ニットキャップシアター 25周年記念公演 第46回公演「さらば、象」が1月31日から2月3日まで兵庫のAI・ HALLにて上演される。 【画像】ニットキャップシアター 25周年記念公演 第46回公演「さらば、象」チラシ表(他7件) これはニットキャップシアターの25周年を記念した公演。脚本をごまのはえ、演出を劇団そとばこまち7代目座⻑を務めた小原延之が担う。本作は、AI・ HALLが作る「伊丹の物語」プロジェクトとして、ごまのはえの作・演出で2017年に上演された「さよなら家族」をもとにした作品。伊丹で豆腐屋を営む、とある家族の歴史を描く。 上演に際しごまは「苦労話が伝わりづらい世の中です。例えば身勝手な旦那に振り回された女性がいるとします。どれだけ苦労したか語っても、若者からは『別れたらええだけちゃうん』と歌心のない返事しか返ってきません。けれどそんな若者ももう少し我慢して耳を傾ければ、語り手が昔の自分に寄り添い、若き日の自分を励まし、今の自分を労っている姿を見ることができるでしょう。それは感動的な姿です。若者の苦労話離れが言われて久しい昨今、この姿を拝むことなく老いゆく人が沢山いるのは寂しいかぎりです。『さらば、象』は平たく言うと『苦労話系演劇』です。沼に咲く蓮のような清々しいお芝居です。この豊穣な世界をアナタも覗いてみませんか。特に親の苦労話がもう聞けなくなった方、まだ生きてるけど聞きたくねぇやって方は、ぜひご来場ください」とコメントした。 ■ ニットキャップシアター 25周年記念公演 第46回公演「さらば、象」 2025年1月31日(金)~2月3日(月) 兵庫県 AI・HALL □ スタッフ 脚本:ごまのはえ 演出:小原延之 □ 出演 髙安美帆 / 門脇俊輔 / 澤村喜一郎 / 仲谷萌 / ⻄村貴治 / 山谷一也 / 高田晴菜 / 越賀はなこ / 山﨑茉由 / 高橋敏文 / 大路絢か / 尾澤ショータロー ※U-25チケット、学生割引、高校生以下以下割引、ペア割、初日割、伊丹市民割引あり。