財新・中国サービスPMI、5月は54.0に上昇 雇用上向く
[北京 5日 ロイター] - 財新/S&Pグローバルが5日発表した5月の中国サービス部門購買担当者景気指数(PMI)は54.0と4月の52.5から上昇した。雇用は1月以降で初めて上向いた。 好不況の分かれ目である50を17カ月連続で上回り、2023年7月以来の高水準となった。 サービス部門と製造部門を合わせた総合PMIは前月の52.8から54.1に上昇し、1年ぶり高水準となった。 新規事業の増加がサービス部門の活動を支えた。新規事業は23年5月以降で最も速いペースで増加し、新規輸出事業も同様に増加した。 企業の雇用者数は昨年9月以降で最も高い水準となった。 一方、コスト負担が増す中、企業は値上げを行い、価格圧力は強まった。 世界経済の先行きと物価高への懸念から、企業の信頼感も7カ月ぶり水準に低下した。