天童駅前に駒モニュメント、山形 羽生善治氏「将棋の街実感して」
将棋の駒生産量日本一を誇る山形県天童市のJR天童駅前広場に駒のモニュメントが設置され、8日に除幕式が開かれた。「王将」などの文字を揮毫した日本将棋連盟の羽生善治会長が出席し「訪れた人が、将棋の街だと実感してもらえれば」とあいさつした。 将棋盤をイメージした台座の上に「王将」「将棋のまち天童」「克己復礼」と刻まれた三つの駒が並ぶ。私情や欲望に打ち勝ち、礼儀にかなった行為をするという意味の克己復礼は、羽生会長が選んだ言葉だ。 天童市が、2023年度に市制施行65周年を迎えたことを記念し設置。同市には、昭和を代表する棋士、故大山康晴15世名人が揮毫した別のモニュメントがある。