第93回選抜高校野球 「全員で勝ちに行く」 明豊、センバツメンバー決定 /大分
第93回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高野連主催)に出場する明豊の出場登録選手が決まった。川崎絢平監督は「対戦相手などさまざまな要素からメンバーを選んだ。チーム全員で勝ちに行く」と期待を込めた。 背番号1を言い渡されたのは京本真投手(2年)。技術に加えて、チーム全体に目を配って士気を鼓舞できる選手としてエースを任された。京本投手は「日本一を目指すチームでみっともないピッチングはできない。相手打線をゼロに抑えることに意識を置きたい」と気合十分だ。 3番の竹下聖人選手(1年)は登録18人の中で唯一の下級生。1年らしく元気の良い声を出して練習や試合を盛り上げ、失敗を恐れずバットを振れることが期待される。竹下選手は「試合で一番大事なのは声だと監督から言われ実践している。今は甲子園が楽しみというのが大きいです」と笑顔を見せた。 昨秋の九州地区大会ではメンバーから漏れた本多広人選手(2年)は、直近の練習試合で本塁打を放つなど強打を買われた。川崎監督は「最後の最後で猛アピール。気持ちが全面に出る選手で、167センチと小柄だがガッツがある」と評価し、15番をつかんだ。本多選手は「今まで練習で手を抜いたことはなかった。選ばれたからには、とにかくやったろうという気持ちだけです」と決意を語った。【辻本知大】