上司の印鑑を無断で使用し決裁文書を偽造したとして、神戸市は行財政局に勤める男性職員を懲戒免職処分としました。

神戸市役所

懲戒免職処分となったのは、神戸市の行財政局税務部市民税第1課に勤務する男性職員（55）です。 神戸市によりますと男性職員は、2022年11月から2024年3月にかけて事務処理の遅れを隠すために資料の決済欄に無断で上司の印鑑を押し、合わせて26件の決済文書を偽造したということです。 後任の担当者が事務処理を確認した際に発覚しました。 市の聞き取りに対し男性職員は、「処理方法が分からず相談すれば良かったが、先延ばしにしてずるずるといってしまった。 ベテランの域で聞くことが恥ずかしいということがあった」などと話しているということです。 市は「職員全体の信用を著しく失墜させる行為」として、11月15日付で男性職員（55）を懲戒免職処分としました。 この他、タクシーの車内で見つけた忘れ物のスマートフォンを警察に届け出ずに自宅に持ち帰ったとして市は水道局の男性職員（43）が停職5日の懲戒処分としました。 男性職員（43）は、占有離脱物横領の疑いで逮捕されましたが不起訴処分となっています。