メッシのアルゼンチン、ネイマールのブラジル敗退を癒した犬たち【サッカー取材で分かった「世界イヌネコ事情」】(1)
世界には、さまざまなサッカーがある。そして、さまざまなペットがいる。人も文化も違うからだ。ペットたちの存在がサッカーにどれほど影響しているのかは分からないが、サッカー取材を通じて知った「世界のイヌネコ事情」を、蹴球放浪家・後藤健生が愛を込めてつづる。 ■【画像】「おふたりとも美しい」元日本代表DFと大河女優、バックハグに手つなぎ、そして…照れるほどの「ラブラブショット」に大反響
■犬や猫にはモテる、女性には…
「蹴球放浪記」では、これまでに何度か犬を食べる話を書いてきました(たとえば、連載第5回「本場ピョンヤンで犬を喰らう」の巻)。それで、僕のことをドッグ・イーター=動物の敵だと誤解している方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはありません。僕はペットの犬、猫も大好きです。 いや、犬や猫にも好まれるほうです。 女性には、残念ながらモテませんでしたが(これまでのところ……)、犬、猫には好かれます。 昨年、U-17ワールドカップ観戦のためにインドネシアのバンドンに行ったときも猫に大モテでした。 泊まっていたバンドン中央駅から歩いてすぐのホテルの隣に、小ぎれいな中国式の麺の店がありました。時間が早かったせいか席はガラガラだったので、外の通りがよく見える席に座りました(たいした景色ではありませんが、初めて訪れた街では通りを歩く人を見ているだけでも楽しいものです)。 カウンターでまず注文と支払いを済ます方式だったので、それを済ませて椅子に座って麺を待っていると、どこからともなく猫がやって来ました。まだ、小さな若い猫でした。そして、僕の脚にまとわりついてきたのです。 すぐに行ってしまうかと思っていましたが、相手をしていると、いつまでも僕の足元をウロウロしています。 麺がやって来ました。店員が、その猫を奥に連れて行ってしまいました。まあ、迷惑だと思ったのでしょう。 そして、麺を食していると、いつの間にか、また猫がやってきました。そして、店を出るまで猫は僕の足元から離れようとはしませんでした。
■なでしこジャパン優勝の裏で…
世界中で、数多くの犬や猫と出会ってきました。 2011年に、コパ・アメリカを見にアルゼンチンに行ったときも犬たちに出会いました。 日本女子代表(なでしこジャパン)が、女子ワールドカップで優勝したドイツ大会が行われていた裏で(?)やっていた大会です。 「アルゼンチン開催のコパ・アメリカが面白くないわけがない」と思って遠路はるばるアルゼンチンまで行ったのですが、メッシ、アグエロ、ディ・マリアのアルゼンチンも、ネイマールのブラジルも準々決勝で敗れてしまい、フォルラン、スアレスのウルグアイが優勝……。スター選手がたくさんいたわりには、地味な大会になってしまいました。
■ブエノスアイレスの犬に癒されて
そのとき、ブエノスアイレスの旧市街、サンテルモ地区のホテルに1週間ほど泊まったのですが、そこは家族経営の民宿のような施設で、入口脇の本館のホールには、いつも老犬が寝そべっていていたので、僕な毎日、犬を触って過ごしました。 ホテルから2ブロックほど離れた所に安い中華料理屋があって、よく行っていたのですが(店主は中国系でしたが、もう何世代も前にわたってきたのでしょう。中国語や漢字は分からないようでした)、そこにも大きな犬がいて、いつも店の前の大きな木に結われていました。
後藤健生
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