歌舞伎俳優の中村鷹之資さん（24）が2日、新作歌舞伎『刀剣乱舞　月刀剣縁桐』の初日前会見に登場。役柄にまつわる驚きのエピソードを明かしました。 原案は、日本刀を擬人化した『刀剣男士』を率いて、敵から歴史を守るゲーム『刀剣乱舞 ONLINE』。ミュージカル化されるなど、世界中で人気となっているゲームです。今回、尾上松也さんが、三日月宗近役で主演し、鷹之資さんは“松永久直”と“同田貫正国”の2役を演じます。

■知り合いに“同田貫さん”

会見では、共演する後輩たちから、演出を務める松也さんを絶賛する声が多く聞かれましたが、鷹之資さんには今回の配役に驚くことが。 実は、鷹之資さんの知り合いに“同田貫さん”という人がいるそうで、その人がまさに自分が演じる同田貫の刀鍛冶の末えいだったとのこと。鷹之資さんは「そこを見越してお兄さんが（配役を）つけてくださっていたのかなっていうぐらいすごいミラクルが起きまして」と明かしました。

すると松也さんは「いや、見越してましたよ」とわざとらしい様子。鷹之資さんは「さすが計算されて…！」と冗談にのると、松也さんがすかさず「すいません、失礼しました」と訂正していました。演じることを知り合いの同田貫さんに連絡した鷹之資さんは「一族を代表して応援してくださるそうです」とうれしそうに話していました。