清原果耶“優希”と佐野勇斗“広海”、手で伝えあう純な心にキュン<マイダイアリー>
清原果耶がヒロインを務めるドラマ「マイダイアリー」(毎週日曜夜10:15-11:09、テレビ朝日系)の第6話が12月1日に放送。優希(清原)と広海(佐野勇斗)の関係が進展する様子が描かれた。(以下、ネタバレを含みます) 【写真】虎之介(望月歩)とみんなで行く旅先を話し合うまひる(吉川愛) ■大学生男女5人の等身大の姿を丁寧に紡ぎ出す 同作は、自分と他人との間に見えない距離を感じ、言語化できない悩みを抱える若者たちの等身大の姿を描く、完全オリジナルストーリーのヒューマンドラマ。社会人1年目の主人公・恩村優希(おのむら・ゆき)を清原が演じ、日々の些細な出来事をきっかけに大切な思い出を振り返る構成で、大学時代を共に過ごした仲間との何気ない日常とそのつながりをノスタルジックに紡いでいく。 優希の大学時代の仲間として、理学部数学科に大学3年生から編入した徳永広海を佐野勇斗、優希の友だちで同じ教育学部の白石まひるを吉川愛、同じく教育学部の長谷川愛莉を見上愛、商学部の和田虎之介を望月歩が演じる。 ■優希の背中をそっと押してあげる仲間の温かな手 第6話で焦点が当てられたのは優希。母の遺灰を部屋に置き、何かと話しかけていたが、突然訪ねてきた姉・優見(菅野莉央)に見つかって責められた。優希が高校3年生のときに亡くなった母は、遺灰を海にまいてほしいと遺言。父も姉も寂しさを抑えてその願いどおりにしたが、優希はうそをついて隠し持っていたのだ。 母が亡くなったときに言われた「お母さんは、病気と精一杯闘ったんだ」という言葉に優希は納得できないでいた。じゃんけんでさえ争いを望まない母の性格を知っていれば、そんなこと言えるはずがない。「なんで、病気になったら闘ったとか言われなきゃいけないの? 克服した人は勝ちで、お母さんは負けたの? そんな闘い、望んでもないのに」。 ただ、それと遺言は別の話だという姉の言い分も理解していたはず。母が近くにいてくれると思うことが心のよりどころになっていても、家族にうそをついているという思いもぬぐえなかった。いつかは母の願いをかなえなければいけないと思いつつ、できないでいた優希の背中を押したのは、広海、まひる、愛莉、虎之介の仲間たちだった。 優希の実家のある静岡・浜松までわざわざ来てくれたまひるたち。その友情に頼っていいんだと教えてくれたのは広海だ。 ■優希と広海が“手”で思いを伝えあう 友情の“エモさ”に温かくなった心が、その後、キュンとさせられることに。 前回描かれた靴下交換のエピソードもあって距離が近づいていた優希と広海だが、優希は教員採用試験、広海は論文と、会えない日々を過ごし、それ以上の進展がないままだった。 遺灰をまいた夜、海辺に並んで座りながら、優希が母の死に際に手を握ることしかできなかったと話すと、「僕は、手って口と同じくらい言葉を持ってると思う。手を振れば、またねって。誰かの手を握れば、ここにいるよ、大丈夫だよって気持ちが伝わると思う。たとえ言葉にできなかったとしても」と広海。 そして、自分も今の気持ちを手で伝えたいと言うと、そっと優希の手を包み込んで、自分のひざに置いた。そして「好きだよ」と告白を。 優希は広海の顔を見つめていたが、しばらくして「ふふっ」と笑ってしまう。手で伝えるとしながらも広海が言葉で言ったからだ。ハッとして「ごめん」と謝って思わず手を離した広海だが、その手を今度は優希が包み込んで自分のひざに置いた。言葉はなく、その手が優希の返事だ。その後、2人はぎゅっと手をつないだ。 手が持つ感情がこれほどに雄弁なものなのかと改めて感じた第6話。SNSには「手でも気持ち伝わるってすごいすてき」「手って何よりも温かいんだな」「手で伝えるってオシャレな…」「手で伝えるって言いながらちゃんと言葉で伝えちゃってんのいとおしい」「ちゃんと言葉にしてくれるのもうれしいよね」「めちゃくちゃキュン」など反響があった。 ◆文=ザテレビジョンドラマ部