今年3月撮影（滋賀県提供）

　滋賀県高島市の琵琶湖岸で、県の許可を取らずに盛り土をしたとして、河川法違反の疑いで行為者1人を警察に刑事告発したことが分かりました。行為者は県の聞き取りに対し、「許可なくやった」と話しているということです。 　滋賀県高島土木事務所などによりますと、盛り土が確認されたのは、高島市安曇川町南船木の琵琶湖の安曇川河口付近。3月15日、滋賀県高島土木事務所に「琵琶湖に道路ができている」と電話で匿名の通報がありました。 　職員が現場を確認したところ、幅約3メートル、長さ約70メートルにわたって沖合の湿地帯とつながる盛り土が造成され、通路ができていたということです。 　その3日後、土木事務所に行為者が自ら「許可なくやった。自分がやりました」と申告があったということです。目的については明らかになっていません。 　県は3日、河川管理者である滋賀県知事の許可を受けず、盛土し通路を造成したとして、行為者1人を警察に刑事告発したと発表しました。 　撤去や原状回復については調整中だということです。