声優・梶裕貴の声で自由に喋らせることができるソフトが登場「“正しい音声AIの在り方”を証明できるのではないか」
『進撃の巨人』エレン・イェーガー役などで知られる声優・梶裕貴の声優活動20周年を記念する音声AIプロジェクト「そよぎフラクタル」より、梶の声で自由に喋らせることができる「トークボイス」ソフトが登場。2024年5月29日より「CAMPFIRE (キャンプファイヤー)」にて、3日間限定の先行受注販売が行われることがわかった。梶からコメントも届いた。 【フォト】梶裕貴コメント全文私自身、この問題について、日頃から頭を悩ませておりました」「 目覚ましい進化を遂げる一方、様々な分野で議論を巻き起こしているAI。「そよぎフラクタル」は先の見えない未来の技術と共存するべく、声を生業とする声優・梶裕貴が、自身の声をオフィシャルに活用できる音声合成ソフトを開発するべく展開しているプロジェクトだ。 本プロジェクトは、4月11日より開始したクラウドファンディングが目標金額を達成したことにより、梶の声で自由に歌わせることができる「CeVIO AI 梵そよぎ ソングボイス」の製品化は決定していた。このたびそれに続いて、ついに喋らせることができる「CeVIO AI 梵そよぎ トークボイス」の製品化も明らかになった。 このたびの「CeVIO AI 梵そよぎ トークボイス」は、これを含むクラウドファンディングの追加プランが5月29日から5月31日までの3日間限定で公開され、先行受注販売が行われる。本クラウドファンディングで購入できる「CeVIO AI 梵そよぎ」は、クラウドファンディング限定のパッケージ版で、ここでしか手に入らない商品だ。 自身のトークボイスの販売にあたり、梶はAIとの向き合い方について「AIという技術自体に善悪はない。あくまで、それを使用する人間側のモラルにかかっている」としたうえで、「だからこそ、あえて私の声を持つ『梵そよぎ』を解禁することで、"正しい音声AIの在り方"を証明できるのではないかと考えたのです。今回の決断が、あらゆるクリエイティビティの幅を広げ、新しいエンターテインメントの開拓に繋がることを祈っています」などのコメントを寄せた。 なお本ソフトは、安心して利用してもらえるよう、二次創作ガイドラインも整備中とのこと。個人または同人サークルに限り、商用・非商用を問わない幅広い用途での利用を許諾する方針での検討が進んでいる。これについては、5月29日までに内容を整理して公式Xにて告知される予定だ。 声優・梶裕貴の声で自由に喋らせることができる、PC一台で誰もが好きなセリフを再現することができる音声合成ソフト「CeVIO AI 梵そよぎ トークボイス」は、「CAMPFIRE」にて5月29日21時より受注開始予定。先行受注販売の最終日となる5月31日には、21時より公式YouTubeにてラストスパート生配信が実施され、HoneyWorks (Gom,ヤマコ) が音声ゲストとして参加する。詳細は公式サイトおよびクラウドファンディングの特設ページまで。 <以下、コメント全文掲載> 梶裕貴 【トークボイス解禁にあたって】 AI技術の発展と普及により、現在、無法地帯となってしまっている”声の権利”問題。 私自身、この問題について、日頃から頭を悩ませておりました。 そのため、悪用のリスクを懸念し、当初は『CeVIO Al 梵そよぎ ソングボイス』のみの開発に留める考えでした。 しかし、今回のクラウドファンディングを通して、本当に多くの方々からあたたかいご支援とご声援をいただき… また同時に、本プロジェクトに対する大きな期待値を感じ、少しでも音声AIの明るい未来に貢献できるならと、この度、『CeVIO Al 梵そよぎ トークボイス』の販売を決意するに至りました。 今、あらためて、新しいエンターテインメントの可能性を確信しております。 声優業をしている中で──とりわけ朗読劇などに出演した際に、声や音、その限られた表現だからこその可能性を強く感じます。視覚を必要としない世界だからこその自由。たった一言で安心させることもできるし、逆にものすごく不安にもさせてしまう。“言霊”という言葉があるように、声にも、それだけ大きな力が宿っていると思うんです。 そして、そんな声の表現に特化した能力を持つ人のことを“声優”と呼ぶのでしょう。だからこそ、私はその無限の可能性を今回の試みを通して、もっと突き詰めていきたいですし、文化や言葉の壁を越えて、世界中の人たちに伝えていけたらと考えているのです。 昨今、AIとの向き合い方について、しばしば議論されていますよね。クリアしていかなければならない問題も多々あると思います。それでも私は、AIと敵対するのではなく、共存すべきだと考えています。AIという技術自体に善悪はない。あくまで、それを使用する人間側のモラルにかかっている。 だからこそ、あえて私の声を持つ『梵そよぎ』を解禁することで、”正しい音声AIの在り方”を証明できるのではないかと考えたのです。 今回の決断が、あらゆるクリエイティビティの幅を広げ、新しいエンターテインメントの開拓に繋がることを祈っています。 【梶裕貴 声優20周年|そよぎフラクタル】歌声合成ソフト『梵そよぎ』を開発したい ・目標金額:10,000,000円 ・募集期間:2024年5月31日まで 【追加プラン・リターン品について】 AI技術によって人間の声質・癖・歌い方・話し方を高精度に再現可能となった、新世代の音声合成ソフトウェア「CeVIO AI」とタッグを組み、ハイクオリティな歌声/音声合成を実現。 梶裕貴の声で自由にセリフ・ボイスを作ることができる『CeVIO AI 梵そよぎ トークボイス』が登場します。 <追加プラン> トークボイスシンプルコース(単品プラン) ・既にCeVIO AI トークボイスを利用されている方向けの単品プランになります。 ・トークエディタは含まれておりません。 そよぎコース(CeVIO AI トークあり) ・初めてCeVIO AI トークボイスを利用される方向けのスタータープランになります。 ・トークエディタも含まれております。 ほか、豪華クリエイターとコラボしたグッズや梶裕貴との1on1オンライン企画会議など、クラウドファンディングでしか手に入らないアイテムや体験を取り揃えております。 <リターン品> 「進撃の巨人」作者・諫山創先生ネーム原作の『梵そよぎ』スピンオフ漫画 単行本 ・作画募集コンテストが無事終了し、現在選考を進めております。 ・単行本が手に入るのは今回のクラウドファンディングのみになります。 ・最新ネームの一部をクラウドファンディグページの活動報告にて公開中! 梶裕貴&梵そよぎのボイスドラマ(脚本:藤沢文翁) ・脚本の一部をクラウドファンディグページの活動報告にて公開中!
アニメ!アニメ! 仲瀬 コウタロウ