ドラマ「笑うマトリョーシカ」ティザービジュアル

　女優の水川あさみ（４０）が、７月期のＴＢＳ系ドラマ「笑うマトリョーシカ」（金曜、後１０・００）に主演し、初の新聞記者役を演じることが２日、分かった。嵐・櫻井翔（４２）と玉山鉄二（４４）演じる政治家とその秘書を取り巻く、黒い闇に挑んでいく。 　早見和真氏の小説を原作にした政治サスペンス。異様なまでの探究心ゆえに社会部から文芸部に異動させられてしまった新聞記者の道上香苗が、未来の総理候補とされる若き政治家・清家一郎（櫻井）と有能な秘書・鈴木俊哉（玉山）の関係性に違和感を覚え、謎を追う。原作の早見氏も脚本制作に関わっているという。 　水川にとって同局の連ドラは「わたしを離さないで」以来、８年ぶり。不器用なまでに真っ直ぐで行動力にあふれた役柄とあって「彼女の人間性に深くフォーカスして演じていきたいです。共演経験もあってよく知ったお二人と、いいハーモニーを生んでいけたら」と意気込んだ。 　普段は報道番組で取材をしてきた側の櫻井は自身初の政治家役。役作りについて「最近は政治家の方を見るたびに“何かヒントはないか”と、つい観察もしてしまいます」と明かした。水川とは主演映画「ピカ☆ンチ」シリーズで共演しており「約１０年前にかなりコミカルな夫婦役でご一緒して以来。シリアスな本作で対峙できることが楽しみです」とクランクインを待ちわびている。 　水川から追われる立場の玉山は、タッグを組む櫻井について「『今まで出馬してなかったんですか？』と思うくらい、清家役がぴたっとハマっている」と期待を膨らませた。