富山大空襲の犠牲者悼むあんどん800個 県護国神社みたままつり
富山大空襲の犠牲者を慰める「万灯(まんとう)みたままつり」が富山市の県護国神社であり、平和への願いが込められたあんどん約800個に明かりがともった。 境内につるされたあんどんには戦没者の名前が記され、県ゆかりの著名人が奉納したものも飾られた。祭典で栂野守雄宮司が祝詞を奏上し、田林修一県遺族会長らが玉串をささげた。燃えさかる炎の中で亡くなった人たちに水をささげる「献水の儀」もあった。 藤間勘史弥(かんふみ)社中が「夏のをどり」を披露。夜には「御神楽の夕べ」があり、中高生や同神社の神職が「みたま慰めの舞」などを奉納した。