【プレビュー】初戦制したDeNA、ロッテは連勝でファイナル進出なるか?阪神、日本ハムは逆転狙う | クライマックスシリーズ | プロ野球
10月13日に行われるクライマックスシリーズファーストステージの見どころを紹介。セ・リーグは2位の阪神タイガースと3位の横浜DeNAベイスターズが阪神甲子園球場で対戦。パ・リーグは2位の北海道日本ハムファイターズと3位の千葉ロッテマリーンズがエスコンフィールド北海道で対戦する。
阪神タイガース vs 横浜DeNAベイスターズ
初戦はDeNAが3-0で制した。DeNAが連勝すればファイナルステージ進出が決まる。阪神は勝利してタイに持ち込むことができるか。 阪神は髙橋遥人が先発。トミー・ジョン手術を含む複数回の手術を受け育成契約となっていたが、7月に支配下に返り咲いた左腕だ。今季は復帰登板から5試合で4勝1敗、防御率1.52の快投を披露。CSでも本来の投球を披露し、強力中継ぎ陣へと繋ぎたい。 打線は大山悠輔、森下翔太、佐藤輝明の中軸に注目。相手先発のジャクソンを相手に、大山は14打数7安打、森下は13打数5安打、1本塁打、佐藤輝は16打数5安打と当たっている。相性を活かし、短期決戦をモノにしたい。 一方のDeNAは、ジャクソンが先発マウンドに上がる。来日1年目の今季は25試合で8勝7敗、防御率2.90の好成績をマーク。シーズンのほとんどを一軍で過ごし、規定投球回にも到達した。3試合で防御率1.53と相性の良い甲子園で、チームを勝利に導く投球を見せたい。 注目は4番のオースティン。第1戦では1-0の7回に勝負を決定づける2点タイムリーを放つ活躍を見せた。2番を打つ牧秀悟、3番の佐野恵太も揃って猛打賞を記録するなど、上位打線が活発だ。
北海道日本ハムファイターズ vs 千葉ロッテマリーンズ
第1戦はロッテが2-0で勝利。連勝で3位からのファイナルステージ進出となるか。崖っぷちに立たされた日本ハムは、この試合を制して第3戦に持ち込みたい。 日本ハムは2年目右腕の金村尚真が先発。今季は先発・中継ぎで29試合に登板し、7勝6敗、防御率2.38の好成績をマークした。シーズン序盤は中継ぎ登板が多かったが、5月以降は主に先発で登板し、飛躍を遂げた。ロッテ戦では防御率4.13ながら3勝を挙げるなど勝ち運もある。勝負の一戦でチームを勝利に導きたい。 第1戦では5安打無得点に終わった打線だが、レイエス、万波中正がマルチ安打を記録した。無安打に終わった清宮幸太郎らの奮起に期待がかかる。相手先発の小島和哉に対して打率.364と相性の良い松本剛にも注目したい。 ロッテの先発は、エースの小島和哉。今季は25試合で12勝10敗、防御率3.58の成績をマーク。4年連続の規定投球回に、2年連続の二桁勝利を挙げるなど、チームの大黒柱として先発ローテーションを担った。日本ハム戦では防御率3.28ながら1勝4敗と苦戦しているが、大一番で意地を見せたい。 打線の注目はポランコ。第1戦では追加点となる一発を含む2安打を記録。自慢の「ぱわー」を見せつけた。金村に対しては10打数4安打と相性も良く、この試合も期待できそうだ。