3代目バチェロレッテの魅力は天真爛漫さ⁉ 参加男性4人によるボーイズトーク“真実の愛を探す旅から学んだこと”【ネタバレあり】
視聴者から出演者へ。そのギャップは?
(左から)坂口さん、北森さん ――実際に参加してみての感想を教えてください。 飯野:こんなに過酷だとは思いませんでした……。でも、だからこそ途中から「この旅をいいものにしたい!」という使命感がわいてきました。みんなもそうじゃない? 坂口:亜樹さんからも熱量を感じて、頑張りきるしかないな、という気持ちになりました。 ――お互いに情熱のバトンを受け渡し合うような現場なら、気は抜けないですよね。 北森:ぶっちゃけ、そんなこと考えられないぐらいしんどくなかったですか? 坂口:あまり余裕がね……。 北森:普段だったら、会いたい人には会いに行くし、話したい時に話すのに、それが叶わない環境の中で、会いたいと思っている女性が目の前で、別の男性とデートに行くわけじゃないですか。その状況は「つらいな」と思う一方、ほかの参加者からの報告を聞いて「よかった」と思ったり。なんなら、「自分よりもいいデートしてんのかな」というよくわからない妄想もしてしまうし……。でもそのおかげで新しい価値観もいろいろ生まれてきたんじゃないかな、と。 ――どんな価値観が生まれたんですか? 北森:恋愛だと、「なんかいいな」「可愛いな」、それこそ「相性いいかもな」とか「一緒にいて楽しいな」という感情レベルでいったんつきあうことが多いじゃないですか。でも結婚前提だと、本当に違うんだということが、よくわかりました。「この人、自分の弱みをちゃんと言っても受け止めてくれる人なんだろうか」とか、相手に対してどこまで「してあげたい」と思えるか「無償の愛」について、あの場に行ってはじめて考えさせられたんです。 梅谷:僕は「行動には移すけど、言葉には出さない」という、昔ながらの性格なんです。けど、この番組に参加して感じたのは、些細なことでもちゃんと伝えないと相手には伝わらないということ。伝えることの自覚が変わりました。 飯野:……逆に、「伝えても、伝わらないこともあるんだな」と僕は思ったよ。 全員:……(無言) 北森:まあまあ(苦笑)。でも、どっちもラブソングの歌詞みたいで共感できる。 飯野:僕がわかったことは「人の気持ちを動かすことは難しい」「あんまり期待しすぎるのもよくない」ってこと。でも、ここでの「期待しすぎない」っていうのは、悪い意味じゃなく、「どう転んでも、自分が自分らしくいられるように生きていこう」という前向きな思いのことです。 亜樹さんと会う時間が少ない中でアプローチするけど、相手がどう捉えてくれるかはわからない状況で、「絶対喜んでもらえるはず!」と思ってみんなやっているわけじゃないですか。でも、受け取る側は必ずしもそうじゃないこともあるから、人間って難しいんだなってことをね、あらためて思ったわけです。 ――飯野さんは旅に参加することによって「悟り」を得られたようです……。 坂口:僕の中の一番の発見は……亜樹さんの生き様、その在り方でしょうね。キャリアを捨ててまでも、自分のしたいこと追いかけた。その彼女をめぐって集まった男性メンバーも多種多様で、胸を張って自分のやりたいことをやっている。一方、ここに来るまでの僕って、心のどこかで「評価されたい自分」がいたんですよ。医者としてとか、お金を稼ぐとか、経営者になるとか。それはそれで大事なことだけど、それ以上に、やりたいことを追っかけてキラキラしている姿を見て、僕もそうなりたいなと感じました。