「危ないモバイルバッテリー」の見分け方
いつも使うからこそご注意を。 2月7日、JR山手線の池袋駅の車内でモバイルバッテリーから発火する事故が発生しました。 【全画像をみる】「危ないモバイルバッテリー」の見分け方 ケガ人は出なかったものの、一歩間違えば大惨事につながっていたかもしれません。 モバイルバッテリーは取り扱いや商品選びを間違ってしまうと、自身や周囲の人を傷つけてしまう可能性があります。今回はそんなモバイルバッテリーで注意すべきことをご紹介します。
モバイルバッテリーを買う前にコレだけは確認
①リコール対象製品でないか確認 リコール情報は経済産業省製品安全ガイドから参照できます。購入しようとしている、あるいは今持っているモバイルバッテリーがリコール対象になっていないかチェックしましょう。 ② PSEマークを必ず確認 電気用品安全法により安全性基準を満たしている電化製品には、PSEマークが付与されています。 PSEマークが付いていない商品は安全性基準を満たしていない可能性があり、事故発生のリスクが高いです。 PSEマークの付いていない商品をフリマアプリやオークションサイトで売買することは禁じられているので、注意しましょう。
モバイルバッテリーの使い方や置き場所にも注意
そもそもモバイルバッテリーが発火する原因は、内蔵リチウムイオン電池にあります。 リチウムイオン電池にトラブルがあると発熱・発火・爆発が起こってしまいます。それを防ぐためのポイントは、以下の4点です。 ①モバイルバッテリーに強い衝撃、圧力を加えない、高温の環境に放置しない。 ②充電中は周囲に可燃物を置かないようにする。 ③膨らんでいる、熱くなっている、変な臭いがするなど、異常を感じたら使用を中止する。 ④充電コネクタの破損や水ぬれに注意する。 モバイルバッテリーが劣化しやすいのは熱を持つことで、特に熱を持ちやすいのは充電時です。 充電しながらゲームをしたり、動画をみた経験はありませんか? 発熱しやすいアプリを使いながら充電するのはモバイルバッテリーに負担がかかるため避けたほうがよいです。 さらにモバイルバッテリーの置き場所にも注意が必要です。真夏の車内など、高温になる場所にモバイルバッテリーを放置するのはとても危険なので、絶対にしないようにしてください。 衝撃も避けた方がいいです。落下やお尻のポケットに入れたまま座ることも、モバイルバッテリーを劣化させる原因になります。 加害者、被害者にならないためにも、モバイルバッテリー選びは慎重に… Sorce: FNNプライムオンライン, 消費者庁, 国民生活センター, エレコム
宮城圭介