明日の通勤・通学の時間帯 東海や関東沿岸部で警報級の大雨か 週末以降は暑さに注意
明日9日(火)の通勤・通学の時間帯は、東海と関東の沿岸部で警報級の大雨になる恐れがあります。朝は時間に余裕を持って行動しましょう。大雨の後は、慣れない暑さに注意が必要です。週末にかけて気温が上がり、15日(月)は東京都心で夏日になるでしょう。
明日9日(火) 東海と関東沿岸部 警報級の大雨の恐れ
明日9日にかけて、前線が日本列島に沿うように停滞し、前線上を低気圧が通過する見込みです。前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が次々に流れ込むため、東海と関東沿岸部では大気の状態が不安定になるでしょう。 九州から東海では広い範囲で雨が降っていて、関東や北陸でも所々で雨が降っています。雨の範囲はさらに広がり、今夜は雨の降る所が多いでしょう。 明日の昼過ぎにかけて、東海と関東の沿岸部では断続的に雷を伴った激しい雨が降り、大雨になる所がありそうです。雨雲が予想以上に発達したり、停滞した場合には、警報級の大雨となる可能性があります。土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に注意・警戒してください。 また、風も強まり、横殴りの雨になる所がありますので、明日の朝は時間に余裕を持って行動しましょう。
大雨の時に危険な場所
実際に大雨が発生したら、適切な対応ができるよう、事前に確認しておくことが大切です。安全を確保するために以下の点に注意してください。 ①河川や用水路には近づかないでください。普段は流れの遅い河川や用水路でも、大雨によって水かさが増したり、流れが速くなったりします。増水した用水路は道路との境目が分からなくなっていて、足を取られるおそれがあります。 ②運転の際は、アンダーパスなど低い道路は避けるようにしてください。低い道路には雨水が流れ込みやすいため、すぐに冠水してしまうおそれがあります。車が水没して故障したり、水圧によって、ドアが開かなくなったりして、車内に取り残されると、非常に危険です。無理をして通らず迂回するなどの対応をとってください。 ③山などの急な斜面はいつ崩れるか分からないため、決して近づかず、斜面とは反対側に避難するようにしてください。土砂災害警戒情報や大雨警報の危険度分布を細かく確認して、状況を常に把握するようにしましょう。 ④地下は浸水するおそれがあるため、雨漏りなど異変を感じたら地上に移動するようにしてください。地下では、危険を察知することが遅れてしまいがちです。こまめに気象情報を確認し、速やかに地上に移動できるようにしておきましょう。 ⑤上流にダムのある河川の近くに住んでいる場合は、ダムの水位情報を確認するようにしましょう。大雨が長時間にわたって降り続くと、ダムは決壊を防ぐために放流を始める場合があります。