大いに盛り上がった、フェアウェル・パーティー。明日は、大会最終日、日本チームは3部門で決勝進出。<W F D F2024アジア・オセアニアビーチアルティメット選手権大会>
6月12日から16日まで、和歌山県の白浜町・白良浜と田辺市の扇ヶ浜で行われている、「W F D F2024アジア・オセアニア ビーチアルティメット選手権大会」。明日16日は大会最終日。会場は白良浜のみとなり、朝9時からオープン部門の決勝戦、日本代表対フィリピン代表戦が行われる。また、マスターズミックス部門の決勝戦は、10時30分から、ウィメンズ部門決勝が13時から、ミックス部門決勝は、14時30分から行われる予定で、各部門のアジア・オセアニアのチャンピオンが決まる。大会の模様は、W F D F公式ページにて、ライブ配信にて視聴できる。
■フェアウェルパーティーでは、地域の住民たちが日本らしいアトラクションで参加者を盛大に歓迎。
大会最終日の前夜となった15日夜、田辺市の扇ヶ浜でフェアウェル・パーティーが盛大に行われた。あいにく、夕方からは小雨がぱらつき、ビーチサイドでの開催はできなかったものの、隣接する田辺市武道館にキッチンカーが5台、さらに地元の和歌山県立神島(かしま)高校の商品開発プロジェクト「神島屋」がテントを出店。高校生たちが丁寧に焼く、名物の「梅焼きとり」には、長蛇の列ができ、大会参加者をもてなした。また、イベントのアトラクションでは、オープニングで、田辺市を拠点に活動する弁慶鬼若太鼓保存会が力強い和太鼓を披露すると、海外の選手たちが一気にヒートアップ。続いて登場した、チアリーディングチーム、南紀エンジェルスの可愛らしく華やかな演技に、大きな拍手が沸き起こり、一緒に踊り出す選手たちも出現し、パーティーは開始早々から大いに盛り上がった。他にも、獅子舞、合気道など、日本の伝統芸能を披露し、世界中から集まった参加者たちが、競技を離れて交友を深める場を楽しんだ。
■和歌山県南紀地区をスポーツ合宿の拠点、スポーツイベントの開催で地域活性化を
白浜町では2019年にも同大会が行われ、今回は5年ぶりの開催となる。今大会には、12ヶ国と地域から約700人の選手が参加。海外から約600人の選手が訪れ、日本国内屈指の美しいビーチで、ビーチスポーツを満喫している。 大会を主催する日本フライングディスク協会は、紀南の8市町(田辺市、印南町、みなべ町、上富田町、白浜町、すさみ町、串本町、那智勝浦町)で構成する「南紀エリアスポーツ合宿誘致推進協議会」、和歌山県西牟婁振興局と「スポーツを通じた地域振興に関する協定」を3者で結んでおり、ビーチスポーツによる地域活性化に取り組んでいる。前回大会は、白浜町のみでの開催だったが、今回は、白良浜(白浜町)と扇ヶ浜(田辺市)の2会場にまたがる広域地区での大会が実現した。同協会の齋藤勇太理事は、「2会場になったことで、コート数が7面から9面に増え、試合がより多く同時に進行し、スケジュール的にも早く終わる。その分、夜は自由な時間を過ごせて、街にご飯を食べに行ける。地域経済の波及効果にもつながることは、大きなスポーツイベントを開催する価値の一つ。会場と選手村の往復ではなく、ぜひ、街を散策して、旅行気分も味わってほしい。」と広域地区開催の狙いを説明した。