俳優・水上恒司さん(25歳)の野望…「30代前半までには大河ドラマの主役をやりたい」|美ST
ドラマ「中学聖日記」で鮮烈なデビューを飾ってから6年。大きく成長した水上恒司さんの活躍が目覚ましい。寡黙な青年や、凛々しい熱血漢などの男っぽい役柄に加え、お茶目でユーモラスな素顔も注目の的。今回の初美STではどんな表情と心の内側を見せてくれるのでしょうか? 【写真あり】タンクトップからのぞく水上恒司さんの肉体美
今を見つめる眼差しと、周囲を見渡す俯瞰の眼差し。“周りのために”未来を見据えて
作り手のひとりとして、どんな歯車になるべきか?を常に頭に お話を伺ったのは……俳優・水上恒司さん(25歳) 《Profile》 1999年5月12日、福岡県生まれ。連続テレビ小説「ブギウギ」やドラマ「ブルーモーメント」などで好演。映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』で第47回日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞。映画『八犬伝』が10月25日、『本心』が11月8日公開予定。 どの作品にも素晴らしい出会いや気づきがありましたが、クリエイティビティに富んだ刺激を受けたという意味では映画『死刑にいたる病』は特別でした。我々俳優部をはじめ、撮影、音声や照明、全部署が現場でアイデアの生み出し合戦をしたのが面白くて。内容的にはシリアスな中にグロテスクな表現も含まれている作品だったので、作り手は“酔いがち”になる危険性もあると思うんです。 でも「このテイストってこういうもんだよね」と決めつけるのではなく、違う軸でポンと出されたアイデアを白石和彌監督が拾い上げてくださって、いい方向に向かっていった。
その結果10億円以上の興行収入を生み出せた。映画は監督のものだと言いますが、そのために自分はどんな歯車になればいいのかを考えることも大事。いろんな役者のスタンスがあると思いますが、私・水上恒司は演者という立場だけではなく、ものづくりに参加することにやりがいを感じます。 それは“自分の見せ方”にも通じる部分があります。セルフプロデュースや戦略なんてたいそうなものではないですが(笑)、僕の外見の印象で真面目というか、決め決めなことをやると当たり前すぎてつまらないと思うんです。時には男子っぽい、ふざけたこともしつつ、誰も予想していないような知らない部分も出していきつつ、幅を感じてほしいと日々試行錯誤しています。