ケイト・モスのフェイク、パリコレに出演 観客を欺く
現地時間3月4日（月）に行われた「マリーン・セル」のショーにケイト・モスらしきモデルが登場した。レザーのスキニーパンツにレザージャケット、白のシャツというケイト本人もよくしているルックで会場を歩いた。 【写真】時代を変えたスーパーモデル！ ケイト・モスの色褪せないランウェイルック38
近年ケイトがショーに出演することは極めて稀。昨年は「ボッテカ・ヴェネダ」の春夏コレクション、2022年は「ヴェルサーチェ」の春夏コレクションに「フェンディ」のプレ・フォール・コレクションと、超のつくビッグメゾンのショーにしか登場していないため観客からは驚きの声が上がった。新聞「ニューヨークポスト」が報じている。
その場にいた雑誌『ハロー！』の記者曰く「観客が息を飲む声が聞こえた」。彼女も最初ケイト本人だと思っていたというが、これは本人ではなくケイトのそっくりさんとして知られるデニス・オーノナ。記者曰く「私は帰り際までオープニングでもクロージングでもないモデルにケイトを使うのは面白いと思っていた」。
デニスはケイトに似ていることを武器に数年前からモデルとして活動していて、インスタグラムではケイトのファッションをお手頃価格のアイテムで再現している。アカウント名も「I am not Kate Moss」。2019年のあるインタビューでは「初めてパパラッチにケイトと間違われて写真を撮られたとき、私はとてもシャイだった。自分がフェイクのケイトになったような気がした」「でもケイト・モスに間違われたくない人なんていない。彼女はこれまでで最もアイコニックな女性の1人」とコメント。今ではそっくりさんであることをポジティブに受け止めていると語る。
ちなみに昨年12月にはマンチェスターのスーパーマーケットにいた彼女を買い物客が本物だと勘違いするという騒ぎも起きた。ちょうど現地で「シャネル」のメティダールコレクションのショーが行われていたため、買い物客は本物のケイトがスーパーにいてもおかしくないと思ったもよう。
ちなみにデニスはケイトより7歳年下で現在43歳。身長も本物より低めの162センチ。収入はもちろん本物より少なめで、服はチャリティショップやイーベイで買っているという。今回のショーをきっかけに一部のマスコミからは「低予算で起用できるモス」とまで称されているデニス。フェイクとしてブレイクするか注目が集まっている。
