エンゼルス・サンドバルが3回途中「左前腕の張り」で緊急降板 大谷翔平と“親友対決”で負傷
◆米大リーグ ドジャース―エンゼルス(21日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム) エンゼルスの先発左腕、パトリック・サンドバル投手(27)が3回途中で“緊急降板”した。球団は「左前腕の張り」と発表した。 0―0の3回1死二塁。昨季までロッカーが隣で仲も良かった元同僚・大谷とこの日2度目の対戦。フルカウントからの7球目、内角高めに89・3マイル(約143・7キロ)シンカーが抜けて四球となった直後のことだった。サンドバルは顔をしかめて、左肘から先の曲げ伸ばしを何度も繰り返した。ベンチのトレーナーらを呼んでいるようにも見えた。何らかの異常が生じたことは明らかで、わずか34球でマウンドを降りた。 22年に6勝、23年には7勝を挙げ、大谷に次ぐエース候補として期待されたサンドバル。今季は開幕投手も務めたが、ここまで15試合で2勝8敗、防御率5・24と苦しんでいた。昨年3月のWBCではメキシコ代表として日本代表との準決勝に先発。初対戦の大谷は見逃し三振と中直に抑え込んでいた。この日の第1打席は四球だった。 なお、大谷はエ軍ベンチに戻るサンドバルを心配そうに見つめ、さらに投手交代でベンチに戻る際には大谷が、一度古巣ナインが集まっていたマウンドに向かい、かつてバッテリーを組んでいたオハピーと言葉を交わす珍場面もあった。
報知新聞社