立派な角を持つ一頭のオスジカ。突然、踵を返し、観光客などがいる道をかなりのスピードで走っていきます。ここは札幌中心部にある道庁赤レンガ庁舎の前庭です。午後３時すぎにこの場所で目撃され、辺りは一時、騒然としました。 警察によりますとシカの体長は１．２メートルほどで、北大植物園に先月３０日から迷い込んでいたシカと同一個体とみられています。 大原麻潤記者） 「午後５時過ぎになりましたが、鹿は今も池の中の浮島にいるということです。池の周りでは道の職員らが警戒をつづけています」。 道によりますと、庁舎の門が閉まる午後９時ごろまで職員がシカが道路に飛び出さないように見守り、あす以降、改めて対応を検討するということです。