草笛光子、和服の着こなしも揺れ動く恋心も完璧な「哀愁日記」(1955年) 「婦人公論」に掲載された俳優魂を感じる言葉
どこまでも根っからの俳優である。(望月苑巳)
■草笛光子(くさぶえ・みつこ) 1933年10月22日生まれ、90歳。横浜市出身。50年に松竹歌劇団(SKD)に入団。在籍中の53年、映画「純潔革命」で銀幕デビューも果たした。テレビ黎明期の58年、「光子の窓」で人気を得る。99年に紫綬褒章、2005年には旭日小綬章を受章している。
■哀愁日記 1955年3月15日公開。田畠恒男監督。草笛のほか、高橋貞二、紙京子ほか。