【プレビュー】FC東京と町田による”首都決戦”。 注目は2戦3発と波に乗っている遠藤渓太と古巣戦に挑むナサンホ! | Jリーグ
【国内サッカー プレビュー】明治安田J1リーグは4月20日から21日にかけて第9節が開催。味の素スタジアムでは、FC東京とFC町田ゼルビアの”首都決戦”が土曜日に行われる。 ●【動画】町田 鈴木準弥&藤本一輝インタビュー
今週末、FC東京と町田という”首都・東京”を本拠地とする両クラブによる”首都決戦”が公式戦で初めて行われる。 9位のFC東京はリーグ戦で3試合負けなし。連勝という状況で迎えた前節は、宿敵・東京ヴェルディとのダービーマッチを前半に2点リードされた状況からFW遠藤渓太が2ゴールの活躍で、土壇場で引き分けに持ち込んだ。 また水曜日のルヴァンカップでは、J3のY.S.C.C.横浜に対し、4発を仕留める完勝を飾った。ダービーでの2ゴールに続いてゴールをマークした遠藤やFW小柏剛にも移籍後初ゴールが生まれ、新加入のアタッカーたちが徐々に結果を残し始めていることはチームとしても大きな収穫だろう。 ホーム3連勝に挑む今節は、前節退場したMF安斎颯馬が出場停止。その中で小柏や遠藤といった調子を上げているアタッカーたちがチームを勝利に導く活躍を見せられるか。MF松木玖生や荒木遼太郎をU-23日本代表で欠く今、ここで開幕から快進撃を続けてきたアウェイチームを叩ければ、大きな自信を手にすることができるだろう。 対する3位の町田は開幕から快進撃を続けてきたが、前節はヴィッセル神戸と対戦し、チャンスを作りながらも決定機を仕留め切れず、昨年度のチャンピオンチームに屈して2敗目を喫している。4月に入って黒星が先行し始めているだけに、ここが踏ん張りどころと言えるだろう。 ただ町田も水曜日のルヴァンカップでギラヴァンツ北九州を相手にMFバスケス・バイロンとMF安井拓也のゴールで格上としての意地を見せた。FW平河悠と藤尾翔太という攻撃の軸をU-23日本代表で欠いている中、攻撃陣に結果が出たことは今節に向けた収穫だろう。 今節は、こちらも全試合で先発しているMF柴戸海を出場停止で欠くことになるが、開幕戦で負傷していたFWナサンホが神戸戦で先発に復帰し、フル出場を飾れたことは心強い。19シーズンから2年間在籍した古巣からゴールを奪い、チームに再び勢いをもたらす存在となれるか。町田の10番には注目が集まる。 お互いの勝ち点差は「4」。FC東京がその差を詰め寄るか、町田がさらに引き離し、上位争いに食らいつくか。注目の一戦は21日、15時にスタートする。