高速料金が半額以下になる!? 深夜&休日割よりオトクなETC周遊割「ドラ割」「速旅」「みち旅」って何? 使い方と注意点とは
知っておいてソンはない 便利でおトクなETC周遊割
クルマでドライブ旅行を楽しむとき、やはり気になるのは高速道路の通行料金でしょう。 【画像】「えっ……!?」こんなにもおトクなの!? 知っていてソンはないETC周遊割を写真でチェック(24枚) 円安&原油高のダブルパンチでガソリン代が高止まりが続く以上、高速道路の通行料金も、できるだけ節約したいと思っている人が多いのではないでしょうか。 そんな「節約旅」に大きく貢献するのが、NEXCO東日本が「ドラ割」、NEXCO中日本が「速旅」、NEXCO西日本が「みち旅」という商品名で展開する「ETC周遊プラン」です。
これらのETC周遊プランは「所定の金額を一括して支払う(ETC料金所で無線通信により収受する)」ことで、「決められた周遊エリア内での高速道路の流出入(乗り降り)が自由になる」という仕組みを基本とする商品です。 現在、高速道路の料金は、一部の均一区間をのぞき、以下の計算式で算出されます。 (150円+距離×1kmあたりの料金)+消費税 1kmあたりの距離は、普通車の場合24.6円で、東京および大阪の「大都市近郊区間」は29.52円となっています。また100km超200kmまでの部分は25%割引、200km超の部分は30%の割引が行われます。 そのため、短い区間を何度も乗り降りすると、「150円」がそのたびにかかることになり、トータルで考えるとかなり割高になってしまいます。 ETC周遊プランでは、何度乗り降りしても料金は変わらないため、複数箇所を回るドライブでは、支払う通行料金を抑えることができるのです。 またETC周遊プランは「発着地(発着エリア)から乗り降り自由なエリア(周遊エリア)までの高速道路料金を含むタイプ」を設定している商品もあります。この場合、事前に「高速道路の通行料金がトータルでいくらかかるのか」を把握できることが、大きなメリットとなります。 ではこうしたETC周遊プランを使うには、どうすればいいのでしょうか。 NEXCO各社はそれぞれの商品名を用意していますが、利用の手順は基本的に共通です。 まずNEXCO各社のETC周遊プランのウェブサイトにアクセスし、希望の商品を選択します。つぎにカレンダーで「利用開始日」を選択し、「利用期間」「車種区分」「名前」「メールアドレス」「連絡先電話番号」「ETCカード番号/有効期限」などを入力します。その後、確認画面で内容を確認し、申し込みを確定します。 申し込みが成立すると、登録したメールアドレスに申し込み完了メールが届きます。 なおNEXCO中日本の「速旅」では、申し込みの前に「速旅会員登録」が必要となりますが、登録を済ませておくことで、申し込み時の必要事項の入力を省くことができます。また「速旅」の会員は、NEXCO東日本の「ドラ割」の申し込み画面に登録したメールアドレス、パスワードを入力すると、連絡先などの情報を連携させることができます。 利用の当日は、通常のETC走行と同様に、高速道路の出入口でETCゲートを利用すればOKです。 なおNEXCO東日本「ドラ割」では宿泊がセットになった「セットプラン」を、NEXCO中日本は遊園地の入園券などがセットになった「観光施設セットドライブプラン」、宿泊がセットになった「宿泊セットドライブプラン」、お買い物券がセットになった「SA・PA 電子お買物券付ドライブプラン」などをラインナップしています。 これらのプランについては、宿泊施設を別途申し込む、申し込み後に電子クーポンを発行する必要があるなど、申し込み手続きがやや異なっています。それぞれのページでご確認ください。