‟世界のスーパースター”クリス・ジェリコが竹下幸之介の挑発に大荒れ「自分の次元には達していないのを忘れるな」【DDT】
DDTプロレスが11月11日、都内のホテルで秋のビッグマッチ「Ultimate Party 2023」(11月12日、東京・両国国技館)の直前会見を行った。約3年ぶりの来日となる‟世界のスーパースター“クリス・ジェリコがシングルマッチを行うKONOSUKE TAKESHITA(竹下幸之介)の挑発に大荒れの事態となった。 かつてWWEの頂点を極めたジェリコは2020年1月の新日本プロレス以来となる待望の来日で、DDTには初参戦。現在、戦場としているAEWマットではTAKESHITAと抗争を繰り広げており、今回は米国でのメインストーリーがDDTに輸入された形だ。 9・24後楽園以来の帰国となったTAKESHITAは「オマエら、よー聞けよ! リングでも言った通り、ジェリコがこの場にいることがドラマティック・ドリームじゃなくて、DDTのリングで竹下幸之介がジェリコに勝つ姿を見せることが俺のなかでは最大のドラマティック・ドリーム。そして、俺は今‟ジ・アルファ”を名乗ってる。つまり頂点ということ。この場にいる人のなかにも、世界のプロレスファンのなかにも100人いたら100人が“竹下、オマエが頂点なのか?”と思ってる。だから明日、竹下幸之介こそが今のプロレス界のアルファだというのを、元ジ・アルファに俺が勝って証明するんで楽しみにしていてください」と勝利宣言。 ジェリコは「そもそもジ・アルファの名は東京ドームでケニー・オメガと2018年に戦ったときにつくった名前。それを欲しいんだったら、俺の“お下がり”が欲しいんなら、くれてやる。オマエは素晴らしい世界でもトップのレスラーではあるけど、それでもオマエはクリス・ジェリコじゃない。そのレベルには達していない」と余裕を見せた。
ここ最近のTAKESHITAはケニーにシングル戦で勝つなど勢いに乗っているが、ジェリコは「現時点でTAKESHITAは世界でトップレベルの選手。すごい相手も倒してきた。伸びしろ、ポテンシャルもある。一つ忘れちゃいけないのは1991年10月、オーニタ(大仁田厚)さんのFMWに参戦して、その後、テンリュー(天龍源一郎)さんのWAR、新日本で2000年代にチョーノ(蝶野正洋)さんと対戦したり、2018年に新日本に戻ったときは3年連続、オメガ、ナイトー(内藤哲也)、タナハシ(棚橋弘至)と東京ドームのメインイベントで試合してきた。その間にすべての大都市を回って、すべての大きなアリーナでメインイベントを戦って。ミヤザキ、イワテ、ニイガタといった都市でも津々浦々巡って試合をしてきた。今回、試合するにあたって、これだけの長きにわたって経験を積んだ。竹下にとって、キャリア史上最高のものをDDTにもたらすことになる。それによって、TAKESHITAは試合を経て別次元にいくことになる。だけど、その次元でも、自分の次元には達していないのを忘れるな」とクギを刺した。 さらに、ジェリコは「今回、日本にやってきた理由はただ一つ。TAKESHITAと試合をするためだ。そのためだったらDDTでも新日本でもAEWでも構わなかったけど、TAKESHITAと試合をするためにわざわざやってきた。日本であることはとても深い意味がある。かつ両国であることに意味がある。テンリューさん、ショーン・マイケルズ、ランディ・オートンといった数々の対戦相手と両国のメインイベントを張ってきた。そんな特別な場所に戻ってきて、TAKESHITAと試合するというのをTAKESHITAは名誉に感じるべき。日本は自分にとってとても特別な場所。90年代から脈々と紡いできた伝説を、今も続いてる物語を描き続けなければいけない。ということをTAKESHITAには肝に銘じてほしいし、それ自体がファンに対するメッセージだ。それだけのビッグマッチ。それだけの気持ちをもって試合をするというのを分かってほしい」と意気込んだ。
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